日本でのBIMソフトの売り上げにも注目が

 日本の建設業界では、BIMの普及とともに、BIMソフトやそれを使うためのワークステーションの売り上げも伸び、海外ベンダーからもBIMの有力市場として注目されている。

 まず、グラフィソフトのArchiCADの売り上げだ。2013年は2009年に比べて日本での売上高が2.5倍、ライセンス数では4倍になった。

日本市場におけるArchiCADの売上高の伸び(資料:グラフィソフトジャパン)
日本市場におけるArchiCADの売上高の伸び(資料:グラフィソフトジャパン)

 また、「Revit」などのBIMソフトを展開する米国オートデスクは、2013年2月~7月の半期で日本における売上高が1億4570万ドル(約145億円)と米国の3億3100万ドル(約331億円)に次いで大きいことを発表した。

 同社は建設業以外でも製造業やエンターテインメント分野など、様々な業種向けのソフトやクラウドサービスを展開しているが、売り上げを引っ張っているのは今やBIMやCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などの建設業向け製品だ。売り上げの半分近くは建築とインフラ部門が占め、製造業をしのいでいる。

ザハ・ハディド氏による新国立競技場のデザイン案を示しながら、日本市場でのBIMソフト需要への期待を語る米国オートデスク社長兼CEOのカール・バス氏(写真:家入龍太)
ザハ・ハディド氏による新国立競技場のデザイン案を示しながら、日本市場でのBIMソフト需要への期待を語る米国オートデスク社長兼CEOのカール・バス氏(写真:家入龍太)