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設備の施工も自動化を視野に

 講演の中でコシュネビス教授は、建物の躯体だけでなく、配管や配線設備などの施工を自動化するイメージもアニメーションで示した。透明な部材にLEDを組み込んだ省エネタイプの照明機器のイメージも紹介した。

配管(左)や配線設備(右)の工事の自動化イメージ(資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)
配管(左)や配線設備(右)の工事の自動化イメージ(資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)
配管(左)や配線設備(右)の工事の自動化イメージ(資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)

LEDを透明素材に組み込んだ省エネ型照明器具のイメージ(資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)
LEDを透明素材に組み込んだ省エネ型照明器具のイメージ(資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)

 コストや工期の点で優れ、職人的な高度なスキルも必要ないコンター・クラフティングは、最新の建設技術だが、建設市場が成熟し様々な規制がある先進国よりも、とにかく安く、多くの住宅を建設したいニーズが高い発展途上国の方が先に普及するかもしれない。

 そして発展途上国でさらに進化したコンター・クラフティングが、やがて先進国の建設市場に逆上陸し、既存の建設手法の大きなライバルになる可能性もある。コシュネビス教授の講演を聞いて筆者はそう感じた。

家入龍太(いえいり・りょうた)
家入龍太
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログ「建設ITワールド」は、http://www.ieiri-lab.jp/ツイッターやfacebookでも発言している。