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ニューヨークのプラザホテルでも大々的に使用

 “おしゃれ足場”はどこでつくられているのか――。ウェブブラウザーの検索窓に、足場を意味する「scafforld」、覆いや幕を意味する「cover」や「sheet」、「banner」、建物の外観を意味する「façade」、そして印刷を意味する「print」などの単語をいろいろと組み合わせて入力し、検索してみた。すると、足場シートに印刷する仕事を行っている海外の企業がいくつも見つかった。

 その1社が、米国ミシガン州トラバースシティーに本社を置くブリッテン(Britten)だ。同社は展示会やカーレースなどのイベント会場に設置する大型の広告や横断幕の制作を主に手がけている。

ブリッテンの工場内部(写真:Britten)
ブリッテンの工場内部(写真:Britten)

 同社のウェブサイトでは、様々な業務実績が紹介されているが、その最も大きなスケールのものが「ビルディングラップ(Building Wrap)」、つまり「建物を包む」というカテゴリーだ。

 2013年7月7日付けの同社のブログ記事では、ニューヨークのプラザホテルの改修工事のために同社が制作・設置した足場シートについて紹介している。記事によると「この巨大な壁画は見苦しい足場を隠すだけでなく、数百万の観光客にすばらしい景観を与えることで喜ばせるとともに、ホテルの宿泊客にも内側からの眺めを提供した」という。

ニューヨークのプラザホテルの改修工事で使われた足場シート(写真:Britten)
ニューヨークのプラザホテルの改修工事で使われた足場シート(写真:Britten)

 まず、ホテルの写真や図面を基に、手描きで原画を作成する。そしてデジタル処理を行って大判プリンターで幅4.9m、長さ74.7mシート18枚に印刷し、現場の足場にこれらのシートを取り付けて縫い合わせたという。

 動画公開サイト「YouTube」には、同ホテルに足場シートが取り付けられていく様子が、早回しで紹介されている。

プラザホテルにおしゃれな足場シートが取り付けられていく様子(動画:YouTubeより)

 足場シートの材料は「アーキテクチュラル・メッシュ」という多孔質のもので、70%の開口率がある。米国各都市の基準にほとんど合致し、「NFPA 701」という耐火基準の証明も受けているという。