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水中測量にも新兵器が登場

 河川や湖、海底など水底の地形を測量する無人システムも登場してきた。「テクノシステムフェア2014」の会場でも、GPSで位置を制御しながら湖底や川底などの深浅測量を行う、自律航行リモコンボートが展示されていた。

コデンの自律航行リモコンボート「RC-S3」(写真:家入龍太)
コデンの自律航行リモコンボート「RC-S3」(写真:家入龍太)

 しかし、深さ100m以上の部分の測量になると、水面に浮かぶボートからでは難しい。こうした深い水深の測量を行えるのが自律水中測量船だ。同じ展示会場には、まるで魚雷のような形をした「EcoMapper」という自律水中測量船が展示されていた。ワイエスアイ・ナノテックが米国から輸入販売しているものだ。

まるで魚雷のような形をしたワイエスアイ・ナノテック水中測量船「EcoMapper」(写真:家入龍太)
まるで魚雷のような形をしたワイエスアイ・ナノテック水中測量船「EcoMapper」(写真:家入龍太)

 同社によると、水深100mまで潜れて、巡航速度2~3ノットで連続8時間の航行が可能ということだ。水面上に浮上しているときにGPS受信機で自分の位置を確認し、潜水後はスクリューの回転数などで位置を確かめる。

 1秒ごとに水温や水深、pH、溶存酸素、濁度などを計測できるほか、ソナーを搭載することによって、水底地形の詳細な3Dモデルを作成できる。

 価格は約5000万円ということだが、同種の製品は1台数億円もするものが多いので、これでも非常に安い。また長さ152cm、重さ約20kgと手で持ち運びができるのもポイントだ。