現物写真でBIMモデルに息吹を
パシフィックコンサルタンツは、UAV(無人機)から連続撮影したダムの航空写真をコンピューターで処理して点群データ化し、それを元に3DのCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)モデルをつくった。
そして、そのCIMモデルに高解像度の写真を張り付けた。こうしてつくった画面の精度は、幅0.2mm程度のひび割れも見分けられるほどだという。
この方法を建物で用いれば、壁の落書きやしみ、柱の傷などが写り込んだ写真を建物のBIMモデルに張り付ければ、その建物の歴史や入居者の息吹を生々しく残すこともできるのだ。