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最近、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のソフトを使わなくても手軽に点群データの活用ができるようになってきた。3Dレーザースキャナーで計測した点群データから土量計算や地形図作成を行うソフトや、UAV(無人飛行体)で空撮した写真から点群データを作成するソフトなど登場したからだ。

 福井コンピュータが昨年10月に発売した3D 点群処理システム「X-POINT(クロスポイント)」は、地形や構造物などの表面形状を無数の3次元座標で計測した点群データの密度を調整する機能を搭載している。このため、点群データをパソコンで扱いやすくなった。草木に覆われた堤防などの地表面形状を取り出せるフィルター機能も便利だ(関連記事)。

点群データを時系列で管理し、切り盛り土量を計算

 このX-POINTが早くもバージョンアップし、今年4月16日から「X-POINT 2016」(PDF)として発売されることになった。

 その目玉機能は、同じ現場で計測した複数の点群データを、時系列的に管理する「比較モード」だ。過去と現在の点群を比較することにより、その間の切り土や盛り土の土量計算が、手軽に行えるようになったのだ。

X-POINTの画面(資料・福井コンピュータ)
X-POINTの画面(資料・福井コンピュータ)
比較モードによる切り土・盛り土の土量分析(資料・福井コンピュータ)
比較モードによる切り土・盛り土の土量分析(資料・福井コンピュータ)

 これまでもBIMやCIMのソフトを使えば同じようなことはできた。しかし、BIM/CIMソフトに点群データを読み込み、各点を頂点とした三角形の面を作成してサーフェスモデル化し、時期の異なるデータ同士を比較する、というかなりの手間がかかっていた。

 その点、X-POINT 2016は点群データをどんどん読み込み、比較したい点群データ同士の差分を取るだけで切り土、盛り土の土量がすぐに分かるので手軽だ。