BIMに関する様々な出版物を発行

 台大BIM研究センターでは、BIMに関する様々な出版物を刊行している。その内容は、「BIMとは何か?」といった初歩的な内容からBIMの自習書、建設会社向けのBIM導入ガイド、そしてBIMプロジェクト向きの契約図書といった実務的なものまで幅広い。

 さらには、ウェブサイトで「施設管理者向けのBIMガイドライン」やBIMによる「設計の詳細度(LOD)仕様」も無償公開している。

左から「BIMとは何か」、「BIM自習書 基礎編」、「建設会社のためのBIM導入ガイド」(資料:3点とも台大BIM研究中心)
左から「BIMとは何か」、「BIM自習書 基礎編」、「建設会社のためのBIM導入ガイド」(資料:3点とも台大BIM研究中心)

左から「BIMプロジェクト用契約書式」、「LOD仕様書」、「施設管理者のためのBIMガイド」(資料:3点とも台大BIM研究中心)
左から「BIMプロジェクト用契約書式」、「LOD仕様書」、「施設管理者のためのBIMガイド」(資料:3点とも台大BIM研究中心)

実践的なテーマが目立つBIM研究プロジェクト

 台湾大学が母体となっている台大BIM研究センターのメーンの仕事は、もちろん研究活動だ。その研究内容は、やはり実践的なテーマが目立っている。

 例えば「ハイテク産業向けの施設用BIM(FIM)」、「建設業界のコラボレーション用BIMクラウドプラットフォーム」、「太陽光発電ビルのBIMによる計画、設計、エネルギー解析」、「BIMによる地下鉄駅の災害救助時間解析」といったものだ。

 また、公共的な建物などでのライフサイクルを通じた運用や維持管理には、BIMを使った「LiveBIM」という手法を研究している。

 BIMモデルに様々なセンサーからの情報や施設ユーザーの経験を継続的にインプットし、文字通り「生きたBIMモデル」として運用や維持管理に使うというアイデアだ。

 この「LiveBIM」をクラウドシステムと連携させ、データの収集や解析、利用を効率的に行えるようにする有機的な研究を行っている。

LiveBIMの考え方(写真:台大BIM研究中心、翻訳:家入龍太)
LiveBIMの考え方(写真:台大BIM研究中心、翻訳:家入龍太)