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 月刊誌ほどはお待たせせず、週刊誌ほどはお騒がせせず──。

 月に2回の発刊サイクルを30年間、律義に守ってきたのが日経アーキテクチュアです(注)。こうしたペースを保ち、ひと昔前は、建築界の動きを“速報できる”体制を持つことを自負していたのですが、ネットとの関係で、さていよいよ速くお伝えすること、むしろゆっくりと深くお伝えすることのそれぞれの意味を考えていかなければならない局面になっています。

 もちろん、スピードだけがネットで発信することの特性ではありませんが、やはり何と言っても、「(よそよりも)早く見つけた!・早くつかんだ!」だから「早く伝えたい!」といったジャーナリスト魂がうずく。その気概は、日経アーキテクチュアの編集部一堂も例外ではなく、皆さんがKEN-Platzでご覧になる記事は、そんな思いをエンジンにしてつくっているものです。

 事件が起こったと聞けば勇んで飛び出していく記者、新しい施設がオープンしたと聞けば喜々として見学に出かける記者。主に日々の動きを追っているのは「ニュース班」と名付けているデスク以下7人の面々ですが、別のチームも、新プロジェクトや新技術などといった観点から目を光らせ、総勢16人(07年3月現在)が記者として、編集者としてまい進しています。

 ──と、さりげなく書いてしまいましたが、私たちの仕事は、「記者」の顔と「編集者」の顔の双方を持つのが、大きな特色。記者としてだけでなく、マガジンの編集ノウハウやスキルをうまくKEN-Platzに持ち込むことも求められます。ニュース中心でご覧の方が多いかもしれませんが、担当者が企画面でのトライを続けていますので、そちらにも目を向けていただければと思います。

 印刷メディアとしての雑誌の在り方や将来についても、考えなければならないことがたくさんあります。とはいえ、建築の仕事に携わる方々のお役に立つ情報をお届けするという姿勢は今後も変わりませんので、本誌、ネットともども見守っていただけますと幸いです。

(注)正確には、昨年、それまでの隔週26冊から「月2回+増刊2冊=26冊」の発刊体制にシフトしています。