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 東京都知事選挙の告示日である3月22日。いよいよ戦いの火ぶたが切って落とされた。この後、選挙戦を通じて黒川紀章氏が繰り広げた“パフォーマンス”は、驚きの連続だった。

 公示日には、まず都庁第二庁舎で第一声を上げた。その後、都内各所を遊説して、同日の正午過ぎには隅田川をクルーザーに乗って北上。浅草の近くにある言問(こととい)橋まで移動した後に仲見世通りを歩き、商店の店員や観光客と握手したり写真撮影に応じたりした。遊説には選挙のために自らデザインした共生新党の広報車も伴っていた。

自ら保有するクルーザー「モナリサ号」から手を振る黒川紀章氏(写真:日経アーキテクチュア)
自ら保有するクルーザー「モナリサ号」から手を振る黒川紀章氏(写真:日経アーキテクチュア)

仲見世通りで市民と握手する黒川氏。このほか写真撮影を迫る観光客にも笑顔で応じていた
仲見世通りで市民と握手する黒川氏。このほか写真撮影を迫る観光客にも笑顔で応じていた

 仲見世通りを歩き終えた黒川氏は、雷門の前で次のように演説した。「六本木ヒルズのような大規模な開発も大事だが、下町の助け合いの精神も残していかなければ、これからの東京は成り立たない。金太郎飴のようなまちでなく、それぞれの個性を生かしたまちづくりをしたい」。

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