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2010年度の北総線延伸で成田までが15分短縮

 現・成田空港駅の完成から約20年となる2010年度、さらなるアクセス改良プロジェクトが竣工を迎える。印旛日本医大駅止まりになっている北総鉄道線を延伸して成田空港までをつなぐ成田新高速鉄道プロジェクトがそれだ。

成田新高速鉄道プロジェクトの概要。2010年度の完成を目指して建設が進んでいるのが成田高速鉄道アクセス線だ。JR成田線との交点に成田湯川駅(計画時の仮称は成田ニュータウン北駅)を設け、地元の足としても利用を図る (資料:成田新高速鉄道)
成田新高速鉄道プロジェクトの概要。2010年度の完成を目指して建設が進んでいるのが成田高速鉄道アクセス線だ。JR成田線との交点に成田湯川駅(計画時の仮称は成田ニュータウン北駅)を設け、地元の足としても利用を図る (資料:成田新高速鉄道)

 完成すると、スカイライナー号は新線経由に切り替えられる。施設を保有する北総鉄道、成田高速鉄道アクセスなどから京成電鉄が路線を借り、第二種鉄道事業者として運行する形になる。現在、日暮里-成田空港第2ビルは最速で51分かかっているのが、新線経由で36分に短縮する。建設中区間の最高時速は、私鉄として最高の160kmになり、既存区間の京成高砂-印旛日本医大も130kmに引き上げる。運行間隔は現在の40分から20分に縮める。

 京成電鉄は日暮里駅の改良も進めている。手狭になっていたホームを重層化して拡大し、スカイライナーの乗降客が利用しやすいようにする。

 2009年5月、新線用の新型スカイライナー「AE形」の第一編成を公開した。ファッションデザイナーの山本寛斎氏にコンセプトを練ってもらうなど、同社の新線にかける意気込みが感じられる車両だ。

 差をつけられる側のJR東日本も黙ってはいない。傷みが目立ってきた成田エクスプレスを新型車両「E259系」に置き換える。2009年4月に試運転が始まっており、秋に運行を始める予定だ。ただし、所要時間短縮に関するアナウンスは、現段階ではない。最高時速は現行の130kmに据え置かれる。

 成田エクスプレスの特徴として、横浜、新宿、大宮などさまざまなターミナルに乗り入れるなど、ネットワークの広い点が挙げられる。さらに特別車両(グリーン車)を連結するなどして、スカイライナーとの差異化を図っている。すみ分けはいっそう進むと予想される。