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不具合も隠さず見せる

 今回のイベントで特徴的だったのが、スケルトン状態にした際に明らかになった不具合箇所を、中古住宅ではありがちな問題点の具体例として紹介し、修繕する前のままの状態で見せていた点だ。

 例えば、浴室にありがちな木材の腐れ。真っ黒に変色した木部が参加者たちの目を引いていた。サッシまわりや換気口といった雨漏りしやすい場所についても、問題点があった箇所は矢印などを付けて、参加者に見せるようにしていた。

 このような中古住宅ならではの問題点となる部分を目の当たりにした参加者たちは、自然と質問に力が入っていたようだ。不具合が展示されている箇所に立ち止まっては状態を確かめるように眺め、講師に解説を求める参加者の姿が多く見られた。

 丸裸状態の中古木造戸建て住宅を見るといったことを通して顧客のリノベに対する目が育っていく――。そんなリノベ市場が成長する過程を感じることができたイベントだった。

浴室の壁が腐っていた箇所をそのまま展示。黒く朽ちた木材が参加者の目を引いていた(写真:日経ホームビルダー)
浴室の壁が腐っていた箇所をそのまま展示。黒く朽ちた木材が参加者の目を引いていた(写真:日経ホームビルダー)
サッシまわりでの不具合箇所。サッシ周辺から雨水が浸入したのか、こちらも木材が黒く朽ちていた(写真:日経ホームビルダー)
サッシまわりでの不具合箇所。サッシ周辺から雨水が浸入したのか、こちらも木材が黒く朽ちていた(写真:日経ホームビルダー)

換気扇まわりの壁を剥がした箇所も、漏水の影響で木部が黒く変色していた(写真:日経ホームビルダー)
換気扇まわりの壁を剥がした箇所も、漏水の影響で木部が黒く変色していた(写真:日経ホームビルダー)
不具合箇所を目で確かめながら、講師などの説明に耳を傾ける参加者たち(写真:日経ホームビルダー)
不具合箇所を目で確かめながら、講師などの説明に耳を傾ける参加者たち(写真:日経ホームビルダー)