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前田隆(まえだ・たかし) 1954年生まれ。77年京都大学工学部卒業後、オイレス工業入社。軸受部門の営業部長、事業部長を経て、2006年に取締役、11年に代表取締役副社長に就任、13年より免制震事業部長を兼任し、現在に至る。(写真=都築雅人)
前田隆(まえだ・たかし) 1954年生まれ。77年京都大学工学部卒業後、オイレス工業入社。軸受部門の営業部長、事業部長を経て、2006年に取締役、11年に代表取締役副社長に就任、13年より免制震事業部長を兼任し、現在に至る。(写真=都築雅人)

 都市の持続可能性の向上には、今まで以上に、安全・安心の確保が求められる。防災面では、建物や構造物が壊れない、という最低限の安全性だけではなく、利用する人の生活を守る技術へ向かっていかなければならない。

 当社は、軸受けのメーカーとしてスタートし、摩擦や磨耗、潤滑の技術で様々な挙動をサポートする仕組みを開発し、社会インフラの維持面でも実績を築いてきた。挙動の制御を通し、被災時に都市機能を持続させる役割も担っていきたい。そのときに、上下水道や電気、ガスなどのライフラインのネットワークでは、中継地点をいかに守るか、ということが特にポイントになると考えている。

 コンパクトシティの視点で、複数の機能を1カ所に集約して免震化を進めれば、効率よく確実に安全性を高めることができる。免震化された安全な建物の存在を地震時に周囲の人に知らせる工夫を施せば、地域全体の安全・安心を確保することも可能だ。