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 4月24日、二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケットがオープンした。東京都世田谷区にある東京急行電鉄・二子玉川駅直結の商業施設だ。二子玉川駅の西口には、郊外型ショッピングセンターの先駆として有名な玉川高島屋S・Cがある(1969年開業)。

 二子玉川ライズは、玉川高島屋S・Cとは反対側の東口の再開発地区に建つ。2011年に一部開業し、このたびグランドオープンした。総開発面積は約11.2haで、民間再開発としては都内最大級のスケールとなる。楽天が2015年8月、地上30階・地下2階建てのオフィス・ホテル棟に本社機能を品川から移転することでも話題になっている。

4月24日のオープン当日の二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット。事業名称は二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業、施行者は二子玉川東第二地区市街地再開発組合、施行面積は約3.1ha、全延べ床面積は約15万7000m2、総事業費は約392億円、工事期間は2012年1月~2015年4月(写真:ケンプラッツ)
4月24日のオープン当日の二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット。事業名称は二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業、施行者は二子玉川東第二地区市街地再開発組合、施行面積は約3.1ha、全延べ床面積は約15万7000m2、総事業費は約392億円、工事期間は2012年1月~2015年4月(写真:ケンプラッツ)

 ショッピングセンターは、二子玉川のような郊外で増加が著しい。東京をはじめとする大都市圏郊外の主要駅の駅前はもちろん、地方都市の田んぼに囲まれた郊外でもオープンが相次ぐ。日本ショッピングセンター協会によると、2015年4月末時点のショッピングセンター(店舗面積1500m2以上)の総数は3195店。そのうち中心地域(当該市・町・村の商業機能が集積した中心市街地)以外の立地は8割に上る(2013年12月末時点)。

 ショッピングセンターの大量出店のおかげで、郊外でも都心に引けを取らない、非日常の買い物やエンターテインメントが享受できるようになった。わざわざ都心に出かけなくても、欲しいものはほとんど地元で手に入る。だが、その一方で、都心と郊外の均質化も進んできた。

日本生態系協会によるJHEP認証において最高ランク(AAA)を取得した。多摩川の河岸段丘や等々力渓谷をイメージしたデザインを採用し、低層棟上部には約6000m2のルーフガーデンを設置した。事業コンサルティングはアール・アイ・エー。設計・監理は日建設計、アール・アイ・エー、東急設計コンサルタント。建築外装およびランドスケープデザイン監修はコンラン&パートナーズ。施工は鹿島(写真:ケンプラッツ)
日本生態系協会によるJHEP認証において最高ランク(AAA)を取得した。多摩川の河岸段丘や等々力渓谷をイメージしたデザインを採用し、低層棟上部には約6000m2のルーフガーデンを設置した。事業コンサルティングはアール・アイ・エー。設計・監理は日建設計、アール・アイ・エー、東急設計コンサルタント。建築外装およびランドスケープデザイン監修はコンラン&パートナーズ。施工は鹿島(写真:ケンプラッツ)

 銀座、渋谷、表参道などにある有名店は、たいてい二子玉川のショッピングセンターにもテナントとして入っている。多摩川を渡ったもう少し郊外のたまプラーザや港北ニュータウン、町田のショッピングセンターにも出店している。それどころか、郊外は店舗面積に余裕があるため、都心の店よりも品数が豊富だったりもする。

 ショッピングセンターはいわゆる“大家”なので、テナントの支払う家賃で収益を上げる。大家としては、販売売上に応じた歩合賃料もあることから、一定の集客力があって販売力も高い人気のテナントを選別したくなる。いきおい、どこのショッピングセンターでもテナントが似通ってくるのだろう。