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 「都市や建築・住宅の未来を切り開く優れた建材・設備を表彰する」――。日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーは、こうしたコンセプトを掲げて、「ECHO CITY製品大賞」を創設した。省エネ性能の高い製品や安全・安心に貢献する製品など、さまざまなテーマを想定し、技術や産業の発展に寄与し、社会に貢献することが設立の目的だ。

 審査委員長に建築家の隈研吾氏を迎え、立場の異なる5人の専門家によって審査する。総合建設会社の実務者として日本建設業連合会の設計委員会委員長を務める河野晴彦氏(大成建設執行役員設計本部長)、住宅分野の実務者には日本最大の中小工務店の全国組織・JBNで環境委員会の委員を務める金子一弘氏(金子建築工業代表取締役)に審査をお願いした。日経アーキテクチュア編集長の畠中克弘と、日経ホームビルダー編集長の小原隆は、専門ジャーナリズムの立場から審査する。

 5人の審査委員がどのような視点で審査に臨み、未来を切り開く建材・設備を選ぶのかを聞いた。その視点は、これからの建築や住宅のつくり手が注目すべき視点ともいえそうだ。

「わくわく、ドキドキしながら具体的に実行していく」隈研吾氏

 審査基準は多岐にわたりますが、例えば、エコロジーというのは、押し付けられて、いやいや実践するものでも、数値目標の奴隷でもなくて、わくわく、ドキドキしながら具体的に実行していくものであると思います。その意味で、エコロジーこそが新しいクリエーションのエンジンであり、そのような新しい種類のクリエーティビティのあるデザインを期待します。日本の再生はこの分野のクリエーティビティ、信頼性の確立にかかっているといってもいいでしょう。

「設計者とメーカーの対話で新しい製品の開発ができる」河野晴彦氏

 メーカーと設計者は立場が違うので、考え方も少しずつ違います。その違う視点で対話することで、消費者のニーズに合った、新しい製品の開発ができれば理想的です。そのためにはお互いのコミュニケーションがすごく大事であると思っています。

「建材や設備の特性をシンプルに説明してほしい」金子一弘氏

 建材や設備の開発現場では、いろいろ考えてたくさんの機能を織り込んでいると思います。しかし、採用する側は、すべての機能を理解できるわけではありません。工場などを見学して初めてその機能に気付くこともよくあります。だから、最も強調したい訴求点をシンプルかつ明快に伝える工夫をすることも重要だと思います。

「ユーザー本位の製品開発に注目、異分野間の連携に期待」畠中克弘

 画期的なイノベーションが異分野間の連携から生まれる時代です。我々が推進する「プロジェクト エコー・シティ」も、異分野間の連携によって新たな価値を創造していこうとするものです。従来の枠組みにとらわれない、ユーザー本位の製品開発に注目しています。

「新築偏重からストック活用へ、時代にふさわしい独創を」小原隆

 建築や住宅を取り巻く環境が新築偏重からストック活用にシフトした今、おのずと建材・設備に求められる役割も変わってきています。「飽きない」、「長く使える」、「メンテナンスしやすい」など、ストック活用時代にふさわしい独創的な製品と出会えることを期待します。