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 阪神高速道路会社は11月20日、昨年崩落事故が発生した笹子トンネルと類似の吊り天井である神戸長田トンネルの天井板を撤去すると発表した。

 このトンネルの天井板は設置から10年程度と新しく、落下防止ワイヤなどのバックアップ構造を備えている(関連記事)。引張載荷試験などで安全性も確認済みだ。しかし、近年の排ガス低減や長期的な安全性、国交省の要請などを考慮して、撤去を決めた。

 以下は発表資料。


阪神高速31号神戸山手線神戸長田トンネル天井板の撤去について

 阪神高速道路株式会社では、昨年発生した笹子トンネル天井板崩落事故を受け、類似の吊り天井板を有する阪神高速31 号神戸山手線神戸長田トンネルの天井板の取り扱いについて、最新の知見・技術に照らし、天井板撤去の可能性について検討した結果、撤去する方針としましたので、お知らせいたします。

【撤去する理由】

 当天井板は、設置から10年程度と比較的新しく、建設当時からバックアップ構造を設置しており、また、これまでに実施した緊急点検やアンカーボルトの引張載荷試験等により、天井板の落下に対する安全性に問題がないことを確認しておりますが、

1. 近年の自動車の排気ガスの低減等により、換気方式の変更が可能となったこと
2. 長期的には老朽化の可能性について否定できないこと
3.「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」の審議内容を踏まえ、国より「常時引張り力を受ける接着系ボルトで固定された既存の吊り天井板については、可能な限り撤去されたい」旨、通知されていること

などにより、お客さまにより継続的に高速道路を安全・安心・快適にご利用いただくため、撤去する方針としました。

 撤去工事は周辺交通への影響を考慮し、新神戸トンネル天井板撤去工事完了に引き続き、平成27年度からの着手を予定しております。また、撤去工事が完了するまでの間は、点検頻度を増やし、モニタリング強化を図ります。

 なお、撤去工事の具体的な方法、工事による交通規制等につきましては、詳細が決定次第、改めてお知らせさせて頂きます。工事期間中は高速道路をご利用されるお客様や周辺住民の皆様に、ご迷惑をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 今後とも、「安全・安心・快適」な道路サービスに努めて参ります。よろしくお願い申し上げます。

1.神戸長田トンネルの諸元

2.天井板設置箇所図

神戸長田トンネル
天井板部横断面図
天井板部横断面図
天井板設置状況
天井板設置状況

【参考】

○その他の天井板設置トンネル

天井板部横断面図
天井板設置状況

・阪神高速道路株式会社のプレスリリースはこちら この記事の目次へ戻る