
東京大改造
目次
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新宿南口の橋を広げ4層のターミナル設置
駅から変わる街 新宿(1)
一日の乗降者数が約350万人と東京のみならず世界一のターミナルである新宿駅。南口では老朽化した甲州街道跨線橋の架け替えや高速バスターミナルの新設など、街の機能を高める整備が着々と進められている。
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御茶ノ水の風格守り高低差も克服
駅から変わる街 神田駿河台(御茶ノ水)
学校と病院の街として知られる東京・御茶ノ水。相次ぐ開発で街のイメージが損なわれ、駅のバリアフリー化も喫緊の課題だ。危機感を強めた千代田区は神田駿河台地域のまちづくり基本構想を策定。風格を守った新しい時代の街づくりが始まっている。
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池袋の東西をデッキで連結、駅と街は融合
駅から変わる街 池袋(3)
「不思議な不思議な池袋。東は西武で西、東武♪」――。ビックカメラのコマーシャルソングは、駅の東西と鉄道の名称が一致しないさまをコミカルにこう歌う。東口と西口は別の街なのだと暗示しているかにも思える。実際、池袋駅の東西は線路で分断され、行き来しづらい。状況を改善するために、駅上空にデッキを整備して東西…
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池袋東口から車が消える、9年後にも広場着工へ
駅から変わる街 池袋(2)
大勢の人でごった返す東京・池袋駅の東口。街へ向かう人の流れが、大通りとタクシープールで妨げられている。こうした状況を改善しようと行政が立ち上がった。駅前の空間を歩行者優先にして、車が明治通りを通り抜けられないようにする案を公表。次世代路面電車の整備などと併せ、車に過度に依存しない、人と環境に優しい都…
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池袋の東エリアが新たに拠点化
駅から変わる街 池袋(1)
東京の巨大ターミナルの一つである池袋駅。東口から少し離れた「東池袋エリア」で再開発が目白押しだ。地区のランドマーク「サンシャイン60」に連なる形で、2棟の超高層建築が相次いで竣工。豊島区役所が入居予定の再開発プロジェクトが始動し、地下鉄新駅の設置構想もある。池袋駅東口の将来像を2回に渡ってレポートす…
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渋谷ヒカリエ周辺でも再開発が進行
駅から変わる街 渋谷(2)
いま渋谷駅周辺で最も注目を集めるプロジェクトといえば、完成が近づく渋谷ヒカリエだ。2000人収容の劇場を備えるなど渋谷の新たな顔となる。駅周辺ではほかにも建物や道路の大型プロジェクトが静かに進行中だ。
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文京シビックセンター隣に「緑の谷」と超高層
駅から変わる街 春日・後楽園(文京区小石川一丁目)
地下鉄4線が交差する東京都文京区の春日・後楽園駅。線路に囲まれた区域には、23区の庁舎で最も高層の文京シビックセンターがそびえたつ。その北側に隣接する「春日・後楽園駅前地区」で大型の再開発が始まっている。街区の面積は1.6ha。中央部に緑豊かな歩行空間「グリーンバレー」を設け、超高層のオフィスビルや…
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吉祥寺の復権目指し駅と街を大改造
駅から変わる街 吉祥寺
昭和時代にひと通りの再開発を終えた東京・吉祥寺で、“再々開発”ともいえるまちづくりが始まっている。鉄道事業者が駅を大幅にリニューアル。行政はまちづくりのグランドデザインを実行に移す段階に入った。歩行者とバスが交錯しないように回遊性を高めたり、風俗街の環境浄化を図ったりといった、将来に向けた施策を進め…
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渋谷の駅と広場を16年かけて改善
駅から変わる街 渋谷(1)
渋谷駅とそれを取りまく地区が大きく姿を変えようとしている。15年先、2026年の整備完了を目途に掲げた大プロジェクトだ。まず、渋谷の歴史をおさらいしておこう。大山街道(国道246号)沿いの一集落が東京を代表する繁華街に発展を遂げるのは、1885年(明治18年)に始まる。日本鉄道品川線(現・JR山手線…