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東京の南のターミナルである品川駅は今後、リニア中央新幹線のホーム建設をはじめとする様々な計画が進み、東京駅に匹敵する拠点に生まれ変わる。リニア駅を新駅とみなせば、慣習に倣って「新東京」駅を名乗るところか。

しかし、強力なライバルが現れた。JR東日本が品川の北900mの位置に設ける「品川新駅」だ。同社が構想する羽田空港アクセス線は新駅付近を通り、新駅に隣接する泉岳寺駅も高速新線「都心直結線」の分岐駅として計画されており、拠点としてのポテンシャルは非常に高い。両駅をめぐる動向を解説する。

 東京都が8月にも正式決定する予定の「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」は、同地区の近未来を描く。品川駅北側に広がる車両基地のうち半分を再開発してオフィスビルなどを建設し、駅西側の既存ホテル群も再整備する。羽田空港に近い地の利を生かして、国際色の強いビジネス街に仕立てる。ビジネス一辺倒とせず、住宅や商業施設も設けて、広大な公園も整備する。

 着目すべきは都が再開発後の品川駅周辺を都心の大手町・丸の内・有楽町(大丸有)並みのビジネス街と位置付けていることだ。まず、まちづくりガイドラインやJR東日本の新駅構想から読み取れる近未来像を解説する。

品川駅周辺の主な再開発計画。品川駅に加えて北側900mの位置に設ける新駅が、もうひとつの核となる(資料:東京都が示したガイドライン案をもとにケンプラッツが作成)
品川駅周辺の主な再開発計画。品川駅に加えて北側900mの位置に設ける新駅が、もうひとつの核となる(資料:東京都が示したガイドライン案をもとにケンプラッツが作成)