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東池袋四丁目付近にフェンス多数

 首都高速5号池袋線や白山通りとの交差地点にある向原に立つと、線路脇に空き地が見える。線路沿いにあった建物が消え、跡地がフェンスで囲んである。こうした土地は、補助81号の整備に向けたものだ。

 補助81号は豊島区南池袋2丁目を起点とし北区西ケ原1丁目(旧古河庭園付近)を終点とする全長約3520mの都市計画道路。この向原付近は幅員25mとし、中央が都電で幅6.5m、その両側に幅5.75mの車道と幅3.5mの歩道を割り振る。事業期間は、向原と東池袋四丁目の間、東池袋四丁目と都電雑司ケ谷の間ともに2005~15年。

 東池袋四丁目の北側にあるコインパーキングは、かつて都電の大塚電車営業所日ノ出町派出所があった場所だ。後に都営バスの東池袋四丁目操車所となり、東京メトロ副都心線の開業に合わせた統廃合により、交通局の車庫としての役目を終えた。

 東池袋四丁目と都電雑司ケ谷の間では、公道上以外にも小さな踏切が点在する。例えば早稲田18号踏切は、幅員が2.4mしかない。遮断機も踏切警報機もない第4種踏切で、「ふみきりちゅうい」「止まれ見よ」といった古びた看板が立つ。こうした風景は、都市計画道路の整備に合わせてなくなっていくだろう。

東池袋四丁目(豊島区)の大塚寄りで離合する8500形(写真左)と最新型8800形。線路の両脇で、補助81号整備に向けた用地をフェンスで囲んである(写真:大野 雅人)
東池袋四丁目(豊島区)の大塚寄りで離合する8500形(写真左)と最新型8800形。線路の両脇で、補助81号整備に向けた用地をフェンスで囲んである(写真:大野 雅人)

東池袋四丁目脇のコインパーキングに立ち、かつて存在した大塚電車営業所日ノ出町派出所、東池袋四丁目操車所の面影を探す(写真:大野 雅人)
東池袋四丁目脇のコインパーキングに立ち、かつて存在した大塚電車営業所日ノ出町派出所、東池袋四丁目操車所の面影を探す(写真:大野 雅人)

首都高速5号池袋線高架下の東池袋四丁目に止まる7000形。この付近の光景も補助81号整備によって変わる(写真:大野 雅人)
首都高速5号池袋線高架下の東池袋四丁目に止まる7000形。この付近の光景も補助81号整備によって変わる(写真:大野 雅人)

「止まれ見よ」という看板が付く早稲田18号踏切。遮断機も警報機もない。公道上になく通る人の姿はほとんどなかった(写真:大野 雅人)
「止まれ見よ」という看板が付く早稲田18号踏切。遮断機も警報機もない。公道上になく通る人の姿はほとんどなかった(写真:大野 雅人)

都電雑司ケ谷に止まる三ノ輪橋行き7000形電車。この停留場付近も補助81号整備に向けて用地確保が進んでいる(写真:大野 雅人)
都電雑司ケ谷に止まる三ノ輪橋行き7000形電車。この停留場付近も補助81号整備に向けて用地確保が進んでいる(写真:大野 雅人)

都電雑司ケ谷の南側からサンシャイン60方面を眺める。線路脇には環状第5の1号線整備に向けた掘削用重機などが置いてある。写真左側付近が地下トンネルの出入り口となる。左の背後に見えるのは建設中の「としまエコミューゼタウン」。低層部を豊島区庁舎、高層部を分譲マンションとした注目プロジェクトだ(写真:大野 雅人)
都電雑司ケ谷の南側からサンシャイン60方面を眺める。線路脇には環状第5の1号線整備に向けた掘削用重機などが置いてある。写真左側付近が地下トンネルの出入り口となる。左の背後に見えるのは建設中の「としまエコミューゼタウン」。低層部を豊島区庁舎、高層部を分譲マンションとした注目プロジェクトだ(写真:大野 雅人)

補助第81号の断面イメージ。中央に都電が6.5m、その両脇に車道が5.75m、歩道が3.5mという割り振り(資料:東京都・豊島区)
補助第81号の断面イメージ。中央に都電が6.5m、その両脇に車道が5.75m、歩道が3.5mという割り振り(資料:東京都・豊島区)

補助81号整備後のイメージ。センターポールタイプの架線柱や、歩車分離のための緑地などを描いている(資料:東京都)
補助81号整備後のイメージ。センターポールタイプの架線柱や、歩車分離のための緑地などを描いている(資料:東京都)