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維持管理と耐久性に配慮した提案求む

 首都高が技術提案で評価する対象は、迂回路を含む工事目的物の構造や施工方法全般だ。

 なかでも、大規模更新のきっかけとなった「長期的な安全性を確保する」という視点は、技術提案で特に求められるはずだ。説明会での資料からも、維持管理や耐久性を重視しているのが読み取れる。

 首都高は技術提案を拘束しないという前提で、本設構造物の検討案を提示した。耐久性や維持管理性、周辺環境への影響低減策については、首都高が提示した検討案と同等またはそれ以上の提案が期待される。

橋梁の検討案(資料:首都高速道路会社)
橋梁の検討案(資料:首都高速道路会社)

 上部工の検討案では、維持管理のしやすさを考慮して桁高を2.3mに設定。耐久性向上のため、桁の現場接合については、高力ボルト接合を適用している。床版については工期短縮や耐久性の確保、取り替えの容易さを考慮して、プレキャスト製のプレストレスト・コンクリート床版を採用した。

 橋脚工には、根巻きコンクリートを適用。基礎の天端よりもかさ上げして、維持管理するスペースを設ける。

 他方、鮫洲の埋め立て部については、地盤改良によって半永久的な耐久性を確保したうえで、高潮対策として上部にRC(鉄筋コンクリート)ボックスを設置。エポキシ樹脂被覆の鉄筋を採用して耐久性を確保する。

橋脚工の根巻きコンクリートのイメージ(資料:首都高速道路会社)
橋脚工の根巻きコンクリートのイメージ(資料:首都高速道路会社)

鮫洲埋め立て部の検討案(資料:首都高速道路会社)
鮫洲埋め立て部の検討案(資料:首都高速道路会社)