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相互直通へ向け沿線自治体も動く

太陽光パネルとホームの間に滑り込む東京行き快速(海浜幕張駅)(写真:大野 雅人)
太陽光パネルとホームの間に滑り込む東京行き快速(海浜幕張駅)(写真:大野 雅人)

 りんかい線・東海道貨物線を介して羽田空港へ、埼京線と接続して渋谷・新宿・池袋へ。京葉線沿線自治体などで構成する「JR京葉線・東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転促進に関する協議会」は2014年10月、移動目的、時間帯、発着地、運賃支払タイプなどを問う「新木場駅利用者アンケート」を実施。同会は2015年3月までに同結果をまとめ、鉄道会社と相直運転の可能性について協議を目指す。

 2015年3月ダイヤ改正で、埼京線と同じように日中毎時3本の快速が京葉線を走る。その一方で、「しおさい」「あやめ」「さざなみ」「わかしお」といった房総方面の特急はこの改正で数を減らす。今回の千葉エリアの改正は、沿線人口減少、高速道路網拡大、高速バス人気などでその存在感を失った列車たちを削減し、都心側の利便性を強化させたようにみえる。

 京葉線は、沿線風景も変わる。二俣新町駅の西では外環道千葉県区間の工事がすすみ、首都高湾岸線と外環道が結ばれる高谷ジャンクションが姿を現し始めた。また、京葉車両センターの未利用地や駅の線路用地には太陽光パネルを設置し沿線の電力をまかなう。さらに新習志野─海浜幕張間、千葉みなと─蘇我間に新駅設置の構想もある。

 5年後に開催される東京五輪を見すえ、動き始めた“東京湾に最も近い線路”。国鉄が敷いた湾岸ルートの上を直通列車が走る日はやってくるか。

京葉車両センターの未利用地に設置した太陽光パネル。全体の発電量は1日平均約 2700kWh(年間約1000MWh)で、「これは山手線(E231系)1編成が約4周走行する際に消費する電力量」(JR東日本)という(写真:大野 雅人)
京葉車両センターの未利用地に設置した太陽光パネル。全体の発電量は1日平均約 2700kWh(年間約1000MWh)で、「これは山手線(E231系)1編成が約4周走行する際に消費する電力量」(JR東日本)という(写真:大野 雅人)

イオンモール幕張新都心の脇をかすめる京葉線E233系。この付近に新駅を設置する構想もある(写真:大野 雅人)
イオンモール幕張新都心の脇をかすめる京葉線E233系。この付近に新駅を設置する構想もある(写真:大野 雅人)

京葉線と並走する首都高湾岸線。車窓にはリムジンバスなどの空港連絡バスが映る。成田と羽田を結ぶ空港アクセスは高速バスを選ぶ利用者も多い(写真:大野 雅人)
京葉線と並走する首都高湾岸線。車窓にはリムジンバスなどの空港連絡バスが映る。成田と羽田を結ぶ空港アクセスは高速バスを選ぶ利用者も多い(写真:大野 雅人)

東京湾アクアラインや東関東自動車道など、房総方面の高速道路網の拡大で、「しおさい」「あやめ」「さざなみ」「わかしお」といった特急は存在感を失った(写真:大野 雅人)
東京湾アクアラインや東関東自動車道など、房総方面の高速道路網の拡大で、「しおさい」「あやめ」「さざなみ」「わかしお」といった特急は存在感を失った(写真:大野 雅人)

運輸政策審議会答申第18号の東京圏鉄道網図には、「目標年次までに整備着手することが適当である路線(A2)」として京葉線の東京駅と中央線の三鷹駅を結ぶラインが記されている(資料:国土交通省)
運輸政策審議会答申第18号の東京圏鉄道網図には、「目標年次までに整備着手することが適当である路線(A2)」として京葉線の東京駅と中央線の三鷹駅を結ぶラインが記されている(資料:国土交通省)

東京ゲートブリッジから京葉線方面を眺める。同橋のたもとには、2020年東京五輪のセーリング会場となる若洲オリンピックマリーナがつくられる予定(写真:大野 雅人)
東京ゲートブリッジから京葉線方面を眺める。同橋のたもとには、2020年東京五輪のセーリング会場となる若洲オリンピックマリーナがつくられる予定(写真:大野 雅人)

荒川右岸から葛西臨海公園を眺める。同公園には、カヌー(スラローム)の会場となる葛西スラロームコースがつくられる予定だ(写真:大野 雅人)
荒川右岸から葛西臨海公園を眺める。同公園には、カヌー(スラローム)の会場となる葛西スラロームコースがつくられる予定だ(写真:大野 雅人)

京葉線新木場駅ホームから東京ゲートブリッジを眺める。写真右奥に見える中央防波堤には、海の森マウンテンバイクコース、海の森水上競技場、海の森クロスカントリーコースなどがつくられる予定(写真:大野 雅人)
京葉線新木場駅ホームから東京ゲートブリッジを眺める。写真右奥に見える中央防波堤には、海の森マウンテンバイクコース、海の森水上競技場、海の森クロスカントリーコースなどがつくられる予定(写真:大野 雅人)

京葉線の電車が羽田空港へ向かう日はやってくるか……(写真:大野 雅人)
京葉線の電車が羽田空港へ向かう日はやってくるか……(写真:大野 雅人)

<訂正>
4ページ目で、新駅設置の構想もある区間として初出時に「新習志野~蘇我間」と記載しましたが、正しくは「新習志野~海浜幕張間」でした。(2015年2月6日10時50分)
3ページ上から4つ目の写真の説明で、初出時に「京成線」と記載しましたが、正しくは「京急線」でした。(2015年2月7日10時00分)
1ページで初出時に「この構想が出るタイミングと同じ時期に、りんかい線の新木場駅2番ホームで京葉線方面の出発反応標識が稼動した。」と記載しましたが、出発反応標識は以前からあったことが分かりましたので、この一文を削除しました。(2015年2月12日14時00分)
お詫びして訂正いたします。