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 とりいは、ヘルメット送風機「クールビー」を発売した。手持ちのヘルメットの後部に、面ファスナーで取り付けられる。送風口の可変式ルーバーを手動で調節して、上方向と下方向に風を送ることができる。

 夏季など汗をかく状況下で起こる気化熱の発散を利用して、風が当たる場所を冷やす。ヘルメット内に風を送って頭部を冷却したり、うなじに風を当てたりできる。

 電源は単三形電池2本。約7時間強の連続使用が可能だ。重量は、乾電池を含んで約150gと軽量にした。首への負担を軽くするために電池が頭部の中央になるように配慮している。

 価格は9800円。


開発の背景
地球温暖化と省資源に配慮

とりい開発担当
山口 徹児

 地球温暖化は、建設現場の作業環境にも影響を及ぼしている。個々の作業員が装着するヘルメットの内部は蒸し風呂状態で、熱中症予防対策が欠かせない。

 送風機を内蔵した従来のヘルメットはコストがかかり、すぐにそろえるのは大変。冷却剤をヘルメット内に装備する方法は、軽量化が難しい。そこで、手持ちのヘルメットに簡単に装着できる送風機を開発した。コスト削減や省資源につなげることができる。また、首への負担を軽減するために電池の位置にも配慮して、後頭部の中央にくるようにした。

 クールビーは、福岡県内の会社を中心に開発した。企画、構造、デザインは、とりいと港湾空港建設技術サービスセンターが、基盤回路設計はPI電子が、金型と本体加工はノヅル工業が、電気配線と本体組み立てと品質チェックはエムテックが、シールなどは重松印刷が、それぞれ担当した。

 今後は電源の小型軽量化、冷却装置の改良などを重ねて、長時間使用できる製品を開発していく予定だ。(談)

(日経コンストラクション8月8日号「新製品・新サービス」より)