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●涼感空調システム「クルクール」

 外壁に打ち水をして、その気化熱で室内温度を下げるパッシブな空調システム。2001年11月に発表した雨水を蓄えて利用する技術「みずがめ」と、06年2月に発表した防水と保水を両立させた火山灰シラスの外壁材「スーパー白洲そとん壁」を組み合わせた。高千穂によると、打ち水で室内温度を下げる戸建て住宅向けの外装システムの商品化は初めて。

 ろ過してためた雨水を圧力ポンプで軒下まで揚水し、外壁全面に散水する。雨水が少ない場合は水道水の併用も可能だ。外壁は2層になっており、下塗り材は粒子が30ミクロン(ミクロンは1000分の1ミリ)程度の、上塗り材は粒子が1ミリ以上の火山灰シラスを使う。下塗り部分は水を通さず、上塗り部分の粒子のすき間に水を蓄える。火山灰シラスには半日以上、保水する能力がある。

 同社は2008年7~8月に、神奈川県葉山町に建つ建築面積4坪程度の木造住宅を使って試験を行った。結果は、午前8時30分に約600リットルを散水したところ、散水しない場合よりも2.5~3.6度、室温が低下した。午後2時30分にも同量の水を散水した場合は、最高で約5度下がることを確認した。

 建築面積約40坪の木造住宅に用いた場合の設計価格(税別)は、貯水・給水設備などのシステム本体が138万円、火山灰シラスの外壁材が180万円。雨水を利用しないで水道水を利用するタイプ(貯水設備なし)では、システム本体が28万円になる。2009年1月15日から販売を始める。


問い合わせ:高千穂
電話:045-224-6077