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●製品名:ZPrinter650

 3DのCADデータを取り込み、着色済みの模型をつくることができる3Dプリンターの新タイプ。大型の模型作成にも対応できるようにした。最大造形サイズは、254×381×203mm。大型模型を部材ごとに分割してプリントする必要がない。また、複数の小さな模型をまとめて一度にプリントすることもできる。サポート材などは不要だ。


「ZPrinter650」でプリントした模型例

 模型は、石こうパウダーにバインダ(接着剤)とインクを噴射して、固めながら着色していく。CADデータをパソコンから3Dプリンターに送信すると、プリンターは受信したデータのレイヤーごとに石こうパウダーの積層を広げ、バインダとインクの噴射を繰り返し行う。すべてのレイヤーのプリントが完了すると、石こうパウダーに埋もれた状態で模型が出てくる。余分な石こうパウダーは自動で吸引し、約80%を自動的にリサイクルする。模型の表面に付着している石こうパウダーは、造形エリア隣のデパウダーエリアで、エアブラシを使って除去する。含浸を施して手軽に強度を高めることも可能だ。


「ZPrinter650」。一つのユニットに造形エリアとデパウダーエリア、ビルトインのワーキングエリアがある


模型ができあがるまでの主な工程。余った石こうパウダーに埋もれるようにして模型が出てくる(左)。デパウダーエリアで石こうパウダーを除去する(中)。含浸することで手軽に強度を上げることができる(右)

 すべての工程がユニット内で完結できる。光造形技術を活用した3Dプリンターでは紫外線硬化樹脂などを使用するが、「ZPrinter650」ではそうした処理の難しい材料は使用していないので、オフィスや教育現場でも気軽に導入できる。また、自動セットアップ機能やセルフ・モニタリング機能などを搭載しているので、操作も簡単だ。機構がシンプルなインクジェット方式でプリントするため、インクヘッドやカートリッジなどの消耗部材の充てんも容易にできる。

 インクはクリア、シアン、マゼンタ、イエローのほか、ブラックを新たに加えた。24ビットのフルカラープリントが可能だ。解像度は600×540dpiを確保した。建物の繊細なテクスチャーなども忠実に再現できる。

 プリント速度は、1レイヤー当たり2~4分で、Zコーポレーションによると他社製品と比較して約5~10倍早く模型をつくることができるという。

 本体の価格は、税別で898万円。石こうパウダー(10kg入り)は1タンク当たり約8万円。インクは1色(1リットル)当たり約2万5000円。

問い合わせ:Zコーポレーション ジャパン
電話:045-224-3271