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 ギガテックは、既存の窓ガラスに塗布して赤外線や紫外線の透過量を軽減するガラスコート剤「ガラクル」を4月から販売する。可視光線の透過率は80%以上。直射日光があたる室内個所の温度上昇を約8~10度に抑え、日光のあたらない空間も含めた室内の温度を平均で約2~3度下げる。既に販売している業務用では硬化剤や施工現場での調合が必要だったが、今回住宅用として硬化剤なしで手軽に施工できるようにキット化した。

ガラクルの効果(資料:ギガテック)
ガラクルの効果(資料:ギガテック)

 ガラクルは、近赤外線を約30%カットし、紫外線を約95%カットするため、カーテン、家具などの色あせ防止になる。また、虫が寄りやすい紫外線領域の光をカットするため防虫効果もある。室内の暖房熱からでる遠赤外線は約90%外に逃がさないので、冬場は室内を暖かくする効果も期待できる。ガラクルを塗布することで、ガラスの内側にもう1枚膜を張るような効果が得られるので、屋外の冷気の影響を軽減し、結露の軽減にもつながる。

ガラクル塗布前と後の日射による流入熱量の変化。ガラクルを塗布することで流入熱量は、89%から67%に減る(資料:ギガテック)
ガラクル塗布前と後の日射による流入熱量の変化。ガラクルを塗布することで流入熱量は、89%から67%に減る(資料:ギガテック)

 従来、ガラスの遮熱には、フィルムを用いることが多かった。コート剤にすることで、施工の際にできてしまう継ぎ目や気泡などが生じにくい。耐久性は、5年程度のフィルムと比べて2倍の約10年を実現した。表面硬度は4~5Hで傷がつきにくく、型板ガラスや強化ガラスにも塗布できる。

 主成分には三菱マテリアル製のATO(導電性粉末)を使用。コート剤は、室内温度で自然硬化する。2時間ほどで硬化して、1週間で完全硬化する。硬化後は、通常の窓ガラスと変わらない手入れができる。塗布後、アルコールで除去でき、さらにコンパウンドで磨ければきれいにとることができる。上塗りや部分修正も可能だ。価格はホーム用キットの「ガラクルHOME」(4m2)で1万2800円を想定している。また、硬化剤なしの同製品を施工業者向けに「ガラクルPRO」(20m2)としての販売も予定している。

 業務用では、既に東京薬科大学やユニバーサルスタジオなどに導入しているという。同社は今後、日本や中国、台湾を中心に販売拡大を図っていく。

ガラクルに塗布する様子(写真:ギガテック)
ガラクルに塗布する様子(写真:ギガテック)

<訂正>初出時の「コパウンド」を「コンパウンド」に訂正しました。(2010年2月12日20時00分)