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 国際興業は、排水材「ドレインベルト」を発売した。

 ゴルフ場の造成や一般土木工事に使える排水用のシート。暗きょ工事に比べて掘削量が少なくて済む。

  素材はポリ塩化ビニル(軟質PVC)。重機が上を通っても破れる心配がない。紫外線以外では劣化しないので、地中に埋設すれば長寿命が期待できる。

 素材表面に施した溝で毛細管現象を作り出し、配管パイプ周辺にわずかな勾配をつけるだけでスムーズな排水が可能。自然の原理を応用して水だけを集める構造なので目詰まりしにくく、メンテナンスが不要。大きさは幅200mm×高さ2mm。1ロール50m。

 価格は1ロール当たり5万7750円。

開発の狙い
暗きょ勾配が取りにくい場所の排水に

国際興業商事部営業2課係長
中西 和也

 この製品はもともと、韓国のJ&B社がゴルフ場向けに開発したベルト状の排水用シートだ。耐久性に優れた素材を使用し、自然の原理を応用している。経年劣化や目詰まりの心配がないため、韓国では公共の場でも多数採用されている。

 真空状態の管の中で圧力差により液体が高いところから低いところに移動する「サイフォンの原理」を応用して集水する。シート下部に等間隔で細長い溝を設けて、面で水だけを集める。

 さらに、重力にかかわらず液体が細い空間へ向かおうとする「毛細管現象」によって、任意の場所に排水を促す仕組みにした。

 大きく勾配を取る必要がないので、掘削量を最低限に抑えることができ、工期短縮につながる。

 シート状なので、筒状にしたり壁に張ったりと、様々な環境で施工できる。公園やグラウンドなどの水はけを良くする平面施工のほか、高速道路の防音壁下部に設置して任意の場所に排水するなど、立体的に使用することも可能だ。(談)

(日経コンストラクション4月23日号「新製品・新サービス」より)