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 アンリツデバイスは、FBGセンサーモニター「AR4041A / AR4011A」を発売した。光ファイバーを利用したFBGセンサーを接続し、構造物の振動などの検知データを光波長で取得する。

 FBGセンサーは、電磁ノイズや落雷の影響を受けずに数十キロメートルの遠隔監視が可能。パソコンで制御し、光波長の変化を観測することで、測定対象の状態を把握する。

 装置のアプリケーションは、河川やダム、下水道の水位などのモニタリングにも適応する。

 FBGセンサー列の接続本数は、AR4041Aが4ポート、AR4011Aが1ポート。

 標準価格は、AR4041Aが320万円。AR4011Aが220万円。

効果的な利用法
多様な防災計画の根拠データを取得

アンリツデバイス マーケティング部
大内 裕司

 FBGセンサーは給電が不要なので、給電設備が整っていない大型構造物の遠隔健全度モニタリングで採用の可能性が高い。点検、修繕計画立案、補修・補強、記録というサイクルの構築が、戦略的な維持管理計画の肝となる。

 一方で、東日本大震災を受け、光センシングによる構造物診断の適応性について問い合わせがあった。

 社会的インフラの復興に予算が投入されるのは当然だ。しかし、震災による甚大な被害を免れた場所でも、強い揺れによる構造物への影響が全くないとは言い切れない。人的被害が起こる前に安全性を確保したいという、建設業界の決意の表れだと感じている。

 FBGセンサーは、新設時の組み込みはもちろん、柔軟性の高い金属管に入れてから構造物に張り付けるなど、現場に合わせて後付けすることも可能だ。振動やひずみのほか、温度や風速のセンサーを組み込むことで、施設の環境状況を把握することもできる。本装置を多様な防災計画に役立ててほしい。(談)

(日経コンストラクション5月9日号「新製品・新サービス」より)