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 構造計画研究所とハートラインは、東日本大震災からの復興に向けたマッチングサイト「リソースイチバ」の提供を開始した。

 資材、製品、場所、人など、震災の影響で稼働が停止しているリソース(資源)を登録し、集約するウェブシステム。登録されたリソースの情報をユーザーが検索し、マッチング(売買、貸借、共有)の機会を提供する。

 リソースには、ノウハウや情報、技術力、企画なども含まれる。建設資材の調達のほか、作業員の確保や宿泊先の手配などにも活用できる。

 ウェブからの申し込みで、すぐに利用できる。復興支援の取り組みとして、登録・掲載・成約手数料は無料。

開発の狙い
休眠状態の経営資源を有効活用

構造計画研究所 環境・エネルギーマーケティング室
塚本 遼太

 東日本大震災の後、「漁師はいるけど船がない、船はあるが乗り手がいない」「冷蔵庫は残ったが加工設備がない」など、仕事をするためのリソースの一部が欠けたために事業が成立しないという状況を目にしてきた。

 休眠状態にある経営資源を活用しつつ「もう一度働きたい」という思いに応えるにはどうすればよいかを考えた。そこで、IT(情報技術)を得意とする当社と、コールセンターなど顧客対応を得意とするハートラインが協力して「リソースイチバ」を提供することにした。サービスを通じ、被災地における事業再開の支援ができればと考えている。

 このサービスは、稼働できていないものを利用するのが前提なので、提供者にとっては少しでも利用してもらうことで利潤が得られ、利用者には有利な条件で利用できるというメリットがある。

 建設業界では、重機や建設資材、仮設資材のシェアリング、作業員のシェアリング、資材置き場の確保や、宿泊施設の手配といったことに活用できる。(談)

(日経コンストラクション7月23日号「新製品・新サービス」より)