PR

 ケイコンは、大林組、西日本高速道路会社と共同で、仮設防護柵「バリアウォール」を開発した。

 道路上で車の走行範囲と工事範囲を隔てる仮設防護柵。延長2m、高さ4mのコンクリート製のL形擁壁ブロックを連続的に設置して構築する。

 L形擁壁ブロックを設置後、舗装面に対し転倒防止用の樹脂アンカーを打設。擁壁ブロックを専用金具で連結する。落石防護柵と車両防護柵を兼ねた構造で、ガードレールなどは不要。設置作業が簡素化でき、夜間の交通規制下でも作業を迅速に進められる。

 付属設備として、チューブライト、自発光デリネーター、高輝度反射テープがある。受注生産品。

 価格は要見積もり。

開発の背景
部材の簡素化で工程を短縮

ケイコン 執行役員製品施工部長
村上 国夫

 高速道路など夜間の交通規制下での工事では、作業の迅速性が求められる。そこで開発したのが「バリアウォール」だ。

 新名神高槻ジャンクション工事は、名神本線への防護を目的とした仮設防護柵を路肩に設置する必要があった。当初は、地中に基礎を持つプレキャストコンクリート製の仮設防護柵の設置を計画していた。しかし、地中部には光ケーブルなどが埋設されており、本線を掘削して基礎を構築することができなかった。

 先に施工した下り車線では、埋設ケーブルに影響を与えない、H形鋼などとガードレールを複合させた自重式構造の防護柵を採用したが、部材構成が複雑で施工日数を要した。上り車線には埋設ケーブルが無いという条件を踏まえ、工程短縮を目指して発注者の西日本高速道路会社、施工者の大林組と当社が共同で、バリアウォールを開発した。

 設置には大型クレーンが必要だが、部材構成が単純なので作業工程が簡素化できる。従来工法に比べ、夜間規制内での施工延長の大幅増加を実現できた。(談)

(日経コンストラクション8月27日号「新製品・新サービス」より)