PR

 ジェネシスは、地震時警報システム「ガイアセンサ」を発売した。

 気象庁が運用する緊急地震速報と、ユーザーが独自に設置する3台の地震計による観測データを用いて、より精度良く地震外力による危険度を予測。従来困難とされていた危険度予測精度の向上や、直下型地震への直前の対応を図った。

 設定した条件を超えると、構内放送で警報したり生産設備を停止させるトリガー信号を発したりする。

 直下型地震の場合、現地地震計がP波を捉えてから危険度予測信号を発報するまでの時間は2秒と短い。

 価格は、ベーシックモデルが315万円から、冗長性などを高めたアドバンスモデルが840万円から。設置工事費、保守・運用費などが別途必要。

開発の経緯
REICの技術をベースに普及を図る

ジェネシス 事業開発部開発営業グループ長
大脇 清太郎

 ガイアセンサの技術的基盤になっているのは、2005~09年の間、NPO法人リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)が中心となって研究開発した高精度な地震危険度予測技術だ。この技術は、ある大手半導体メーカーの東北地方にある工場で実証実験を行い、高い危険度判定精度が確保されていることが証明された。

 しかしながら、この基盤技術を実現しているシステムには、社会的に普及させるためにいくつかの課題があったため、それを改良するとともに、量産を前提にコストを下げるなどして、商品化にこぎ着けた。

 工場・事業所や公共施設、さらには住居などでの利用が考えられるが、主体となるのは工場やプラントだと考えている。工場などでは、一度生産ラインを止めると再稼働に数時間を要し、それだけで数千万円から数億円の経済損失につながるケースも珍しくない。地震による危険度を過大・過小評価せず、精度の高い予測が求められるからだ。(談)

(日経コンストラクション10月8日号「新製品・新サービス」より)