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 宇部日東化成は、コンクリート補強用短繊維「シムロック」のラインアップに、吹き付けと土間コンクリートに使える仕様を加えた。

特徴
■ポリプロピレン樹脂の短繊維。独自のX字断面によって表面積を広く、摩擦抵抗を大きくした。繊維表面には特殊界面活性剤を付着させている。コンクリートとよく付着し、絡み合わないので分散性が高い。

■コンクリートに少量を混入するだけで、高い引き抜き抵抗を発揮。曲げじん性を向上させ、ひびが入った場合でも剥落を防止する。

■従来の補強材である鋼繊維に比べてアルカリやさびに強く、高い耐久性を保持できる。

価格
トンネル覆工用LX 48mmの公表価格は1kg当たり1250円(税別)

開発の背景
現場ニーズに合わせて製品を拡充

宇部日東化成 繊維・産業資材事業部資源建材課
橋本 雅志

 シムロックの主な用途は、トンネルの二次覆工や吹き付けコンクリートだった。しかし現在では、剥落防止やひび割れ抑制、補強にも活用されている。シールドトンネルの二次覆工や高架橋の地覆・スラブ、法面の吹き付け、建物の耐震補強用外付けフレームなどだ。

 土間コンクリート用のLX(30mm)は、大型ショッピングセンターの床工事用に新たに開発した。強度を高め、ひび割れを防ぐ。

 シムロックは当初、太くて長い繊維だった。コンクリートに混入して曲げに対する耐力を確保する狙いがあった。その後、コンクリート中のひび割れを抑止して、変形に対する粘りを持たせることを狙った細くて短い繊維の製品を開発した。

 繊維の太さ(直径)は0.68mm、0.53mm、0.37mmの3種類。長さも48mm、30mm、20mmの3種類を用意した。

 インフラの老朽化や耐震性の向上が社会的な問題となり、多くの構造物が更新や補修の時期を迎えている。現場ニーズに応じた製品で、さらに適用範囲を広げていきたい。(談)
「日経コンストラクション4/22号」より