三方にコースが分かれるすべり台「バナナスライダー」など

　コトブキは2013年5月、カラフルな色彩とユニークな形が特徴の複合遊具「プレイポートワンダー」シリーズに、「バナナスライダー」などの新アイテムを追加して発売する。

プレイポートワンダー／CP-01142S（資料：コトブキ）

　今回発売するのはバナナスライダーとベロスライダーの2種類のすべり台と、アイキャッチのつくしルーフだ。バナナスライダーは滑走面の途中から三方向にコースが分かれるすべり台。スタート部分には平らなスターティングポジションがあるので、腰掛けて、コースを選択してから滑り出すことができる。滑走部の分岐点は、絡まったり引っ掛かったりしない、滑らかな三次曲面になっている。子ども同士ぶつかっても外に落ちてしまわないよう、上面に十分な広さを確保するなど、滑走試験を重ねて安全な形状を生み出した。

　ベロスライダーは小さな子ども（3～6才）でも楽しめるすべり台だ。スタート部分の高さが1mで、大人が子どもの手をとりながら滑らせることができる。着地点の幅が左右に広がっていて、好きなところに下りられる。スタート部分のエントランスパネルは、くぐることで、安全な姿勢で滑り出す体勢をつくる。つくしルーフはモニュメント（記念碑）のイメージで、公園などのシンボルになるようなすべり台の屋根だ。天窓がついていて、光が取り込める。

　プレイポートワンダーシリーズは2005年7月に発売された複合遊具で、35の製品群からなる。対象年齢は3～12才。体力、知力、気力を育み、五感をフルに使って遊べることが開発コンセプトになっている。製品には、絵本や図鑑を楽しむような、子どもたちの好奇心と冒険心を引き出すような工夫をこらしている。価格は、CP-01142Sの組み合わせが613万2000円。CP-01128Sの組み合わせが270万9000円。出荷は10月上旬に開始する予定だ。

　このほか、2013年4月22日から26日に発表されたものを中心に、編集部が注目する新製品・サービスを紹介する。