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田中鉄筋工業は、設置するだけで土砂崩れの危険を感知して警報を発する検知器「スーパーサッチャー」の本格発売を開始した。

特徴
■土砂崩れや落石の危険がある斜面に設置しておくだけで、亀裂や傾きなどの変化を感知して赤色灯や音で警報を発する。工事現場の安全対策や集中豪雨に伴う二次災害の防止に役立つ。

■杭状になった下部を打ち込むだけで設置できるので、従来の検知器と比べて、設置に要する時間や費用を大幅に削減できる。

■9Vの電池2個で、1年間は稼働する。感知機能と警報機能を組み合わせた一体型とそれぞれが別になったセパレート型がある。

価格
8万4000円(セパレート型)

開発の背景
堤防工事での採用実績も

田中鉄筋工業 代表取締役
田中 進

 近年、台風や集中豪雨が原因となる山間部での土砂崩れが増えている。人的被害が出ることも少なくない。土砂崩れを事前に感知することで、二次災害を防げないかと考えて開発した。

 杭状になった下部を斜面に打ち込むだけで簡単に設置できる。設置した場所の土が動き、検知器が3度以上傾くと、内蔵された振り子が感知して警報を鳴らす。9Vの電池2個で1年間は作動する。

 感知器と警報器を一緒にした一体型と別々にしたセパレート型がある。危険箇所と作業・居住場所とが近い場合は一体型、離れている場合はセパレート型を使用する。

 3度というわずかな傾きにも反応するので、山中に設置する場合は、動物などが接触して誤作動を起こさないよう柵で囲うといった措置が必要になる。

 これまでに堤防工事や災害復旧工事などの公共工事で採用され、一定の評価を得てきた。今後は土砂災害の危険箇所での二次災害防止にも使ってもらえるよう働き掛けたい。(談)

「日経コンストラクション11/25号 新製品」より