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エービーシー商会は、コンクリートの補修や補強、機械の据え付けなどで使用する接着系注入式アンカー「ABC無機アンカー」を発売した。

特徴
■エポキシ樹脂などの有機系材料ではなく、セメントを主材とする無機系材料を使用した。注入タイプなので、施工時の騒音を軽減できる。カートリッジタイプを採用しており、余計な粉じんが発生しない。

■孔部が湿潤状態でも施工が可能。安定した接着性能を発揮する。1セットで約500mlを注入できる。

■臭気やVOC(揮発性有機化合物)が発生せず、シックハウスなどをもたらす心配がない。そのため、病院やマンションといった一時退去が難しい施設でも改修工事を進めやすい。

価格
7万5600円/箱(10セット入り)

開発の背景
人がいる場所でも施工しやすい

エービーシー商会 無機建材事業部販売推進部
徳山 妥

 現在、接着系アンカーでは樹脂製の有機系アンカーを主に用いている。付着性の高さや扱いやすさといった長所を持つからだ。ただし、臭いやVOCの発生、耐火性などの面で課題があった。

 無機系アンカーで用いる接着材料には、主にセメント系材料を使っているので、コンクリートと同等の耐火性を持つ。さらに、開発した手法を使えば無臭で施工できる。有機系アンカーでは、施工時に臭気とVOCが生じるので、人が一時的に退去しなければならないような施設の改修工事では使いにくかった。

 接着材料は、粉体の入った専用カートリッジに専用混練液を入れて、軽く振るだけで作り出せる。加えて、施工時の打ち込み抵抗が小さく、手でボルトを挿入できるほどなので、作業時の負担を軽減できる。

 硬化後はコンクリートと短時間で一体化し、躯体と同等の強度を発揮する。劣化も起こりにくく、建築工事のほか土木や設備の工事でも需要があると考えている。(談)

「日経コンストラクション3/10号 新製品」より