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 アイカ工業は、トンネルの覆工コンクリートで、小片を超えるコンクリート片の剥落を防止する「ダイナミックレジン ストロンガードTNS工法」の販売を開始した。

特徴
■プライマー兼不陸修正材、接着剤、繊維シートなど5層で構成する。

■湿潤面対応型ポリマーセメントモルタルをプライマー兼不陸修正材として採用。コンクリート・モルタル水分計のコンクリートレンジ表示値が0~12%の範囲で施工可能。溶剤を使わないので、作業環境も良い。

■東日本高速道路会社などの「トンネル施工管理要領」の「はく落対策繊維接着工法 小片を超えるはく落対策工の材料」の試験の規定値を満たす。

価格
1万8100円/m2(税抜き、材工共)

開発の背景
老朽化による事故を未然に防ぐ

アイカ工業 化成品カンパニー技術部チーフリーダー
朝倉 孝宏

 笹子トンネルで起こった天井板落下事故を受け、トンネルなどの覆工コンクリートの老朽化による事故を防ぐ必要性を感じて開発を始めた。

 開発に当たっては、コンクリート片の剥落を想定した荷重に対する十分な強度を有することはもちろん、火災に対する安全性を考えて、自己消火性、難燃性といった性能も必要だった。

 これらについては、独自開発の難燃性エポキシ樹脂系接着剤と特殊繊維シートの使用によって、必要な性能を満たすことに成功した。

 また、坑口部は風雨にさらされるので、仕上げ用の塗料として耐候性に優れた無機系塗料を採用している。

 現場の条件に応じて異なるものの、作業日数はおよそ2~4日で済む。工期が短くなる分、コスト削減につながる。

 今後ますます、コンクリート構造物の老朽化による補修・補強工事の必要性が増加すると考えられる。安全性に加え、より施工性に優れた工法の開発を進めていきたいと考えている。(談)

「日経コンストラクション3月23日号 新製品」より