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Q: はめ殺しの網入りガラスにひびが入りました。知り合いのガラス屋が見積もりに来て、「熱割れだ」といいました。窓は南向きでカーテンもしていたので割れる原因に当てはまります。居住者である私が補修費を支払う法的な義務はあるのでしょうか。窓に何かをぶつけた記憶は一切ありません。

A: はめ殺しの網入りガラスにひびが入ったことに対する補修の問題ですね。
はめ殺しの窓が共用部分に当たることに異論はないと思います。通常の窓ガラスは開閉できますが、はめ殺し窓は明かり取りの必要とかデザイン性の観点から設置されるものだと思います。はめ殺し窓ガラスも開閉可能な窓ガラスと同様に当該住戸の区分所有者に専用使用権が設定されています。

ひびが入った原因がご質問者の行為によるものでなければ、共用部分の破損に対して管理組合が補修することになります。
熱割れが原因ということですが、熱割れに至った原因を調査することになるでしょう。網入りガラスはガラスと網の温度による収縮・膨張率の差によって割れやすいと考えられていますから、設置されているのが南向きで日当たりがよすぎるのか、そもそも網入りガラスの性能がよくないのかも含めて、調査することになるでしょう。

窓ガラスの破損に対する補修費負担についてご質問者のマンションの管理規約ではどのように規定されているのかを、まず確認する必要があります。
マンション標準管理規約21条では、窓ガラスは共用部分であるがその住戸の区分所有者が専用使用権を有するとして、通常の使用に伴うことによる破損等の補修負担を当該区分所有者に負わせることにしています。
この規定には一定の公平さがあります。しかし、はめ殺しの場合、通常の使用に伴う破損ということがイメージしにくいと思います。
したがって、規約の運用においては居住者の行為に起因することが明らかな場合はその者の負担として、そうでなければ通常の使用に伴わない破損と理解して管理組合が負担するべきだと考えます。