PR

住宅用の太陽光発電システムの価格が、かなり安くなってきた。経済産業省の補助金による価格誘導政策と、一部自治体の手厚い支援により、消費者の自己負担額はここ数年で大幅に減っている。

 まずは論より証拠。東京・千代田区の戸建て住宅に太陽光発電システムを導入した場合の価格シミュレーションを見てみよう(図1-1)。

図1-1 千代田区で導入すると6年半で元が取れる
東京都千代田区で4.0kWhの太陽光発電システムを導入した場合の価格シミュレーション。東京都と千代田区からそれぞれ40万円の補助金が出るため、自己負担額は100万円の大台を割る。収入は、売電収入と自家消費による電気代の節約分を合わせると約14万6200円。約6年半で投資を回収できる。年間発電量は、シャープ、京セラ、三菱電機、パナソニックのホームページで公表されている東京での発電量(南向き、勾配30度)の平均値を4kWhに換算した(資料:日経アーキテクチュア)
東京都千代田区で4.0kWhの太陽光発電システムを導入した場合の価格シミュレーション。東京都と千代田区からそれぞれ40万円の補助金が出るため、自己負担額は100万円の大台を割る。収入は、売電収入と自家消費による電気代の節約分を合わせると約14万6200円。約6年半で投資を回収できる。年間発電量は、シャープ、京セラ、三菱電機、パナソニックのホームページで公表されている東京での発電量(南向き、勾配30度)の平均値を4kWhに換算した(資料:日経アーキテクチュア)

 ここで想定したのは、平均的な4.0kWhの太陽光発電システムだ。現在、工事費込みの設置費用の相場はざっと190万円前後。額面だけを見ると決して安くないが、補助金がすごい。内訳を見ると、国が14万円、東京都と千代田区がそれぞれ40万円、合計94万円もの補助金が下りる。そのため、ユーザーの自己負担額は96万円と、100万円の大台を割る。

 自己負担がこれだけで済むと、投資の回収も早い。運転開始後には、太陽光発電を自家消費することによってその分の電気代が浮き、余った電気は電力会社に販売できる。両方を合わせた金額を「お得分」として計算すると、年間でざっと14万6200円。これなら6年半で投資を回収できる。