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 東京都は6月28日、首都直下地震が起これば甚大な火災被害が想定される木造密集(木密)地域で、延焼を防ぐ効果が期待できる都市計画道路として「特定整備路線」の候補区間を決めた。主にJR山手線外周部から都道環状7号線沿いに位置する23路線で、総延長は23kmに上る。都は地権者らに対して支援制度を設け、2020年度までに整備を終える計画だ。

 東京都は1月、木密地域の不燃化や特定整備路線の整備などを柱とする「木密地域不燃化10年プロジェクト」の実施方針を発表。首都直下地震で特に甚大な被害が想定される23区内の70km2を「整備地域」に指定し、優先的に対策を進める考えを示した。

 特定整備路線の候補区間に決めた23路線は、都市計画決定済みだが未整備だった。この23路線で、幅員16m以上の道路を整備する。20年度までの短期に完成させるために、沿道の用途地域や容積率の変更時期を前倒しするなど、地権者らに対して支援制度を設けることを検討している。土地売却時の税制優遇措置も検討する。