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 天井やエスカレーターの耐震性の確保へ、規制を強化する─。国土交通省は7月31日、「建築物における天井脱落対策試案」と、「エスカレーターの落下防止対策試案」を公表した。東日本大震災での被害の調査研究を踏まえ、技術基準の原案をそれぞれ示した。

 建築基準法に基づき、新築建築物などについて技術基準への適合を義務付ける。同省は12年度中にも、建築基準法施行令を一部改正し、新たに告示を定める方針だ。建築確認の段階で、安全性をチェックすることになる。

 東日本大震災では、天井など非構造部材や、エスカレーターなど設備関係の被害が相次いだ。現行の建築基準法令の規定では、天井の脱落対策の詳細な基準は定められていない。エスカレーターの落下防止対策は規定がなく、業界指針に委ねている。国交省は2011年度の建築基準促進事業で研究調査を委託。その報告を基に対策試案をまとめた。9月15日まで意見募集を行い、正式な対策をまとめる。