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読者から

減築の発想に目からうろこ

 日ごろ、建築業界には悲観的なニュースばかりあふれているように感じていた。日経アーキテクチュア1月25日号の特集「人口減を逆手に建築・都市改造」も、また暗い話題かという気持ちで読み始めた。確かに明るい題材ではないが、そこに建築業界の生き残る戦略が見えたような気がした。

 自分は特に、今まで減築というと、ネガティブなイメージを持っていた。「耐震だけでない『減築』の効果」のパートを読み、目からうろこが落ちるような思いがした。

 耐震性を向上するための免震や制振工事は、面積の変更を伴わない工法が一般的だ。それが入居率の低い地方の団地には、減築による荷重低減の方が現実的とは思いもつかなかった。しかも、維持管理費を抑えることができたり、ルーフバルコニーなど新しい価値も提供したりしている。

 暗い時代にも建築でワクワクするような場をつくることができる。付加価値をもたらすような建築に今後も期待したい。

畠山 峰行
(東京都渋谷区、官公庁勤務、28歳)