木造に追い風が吹いている。これまで地方都市の体育施設などに限られていた大型の木造建築が、都市部でも実現し始めた。2000年の建築基準法改正によって高層木造の道が開かれ、さらに2010年の「公共建築物等木材利用促進法」が木造復権のリアリティーを一気に高めた。背景にあるのは、日本の山の危機。戦後に植林した樹木が活用期を迎える一方、木材自給率は3割にも満たない。国はこの状況をあの手この手で転換しようとしている。建築界でも都市木造の新たな挑戦が始まった。最先端の動きを追った。

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