PR

パワードスーツで施工する

 施工面では、自動化が進むだろう。ロボット化はバブル経済期にも盛んに議論されたが、コストが見合わないということで進まなかった。

 これからの自動化のキーワードは2つある。1つは「パワードスーツ」。筋力を補強するために着用する機械だ。現状では要介護者を運ぶなど主に介護面で議論が進んでいる。

 これを、超高層の施工でも応用できないか。重い建材を運んだり、少し高い箇所に持ち上げたりと、建築分野でも利用できるケースは多い。

 もう1つのキーワードは「無人搬送機」。地上のヤードから建材などを自動で取り込み、自ら建設用リフトに乗って高層階まで運ぶ。夜間に資材の運搬が終わっていれば、非常に効率的な施工が可能になる。

 当社はすでに無人搬送機の一種を開発しているが、完全に無人で使うことに対して労働基準監督署の認可が下りない。誰かが監視しなければならないことになっているからだ。それでは無人化の意味が薄れる。

 東日本大震災後は、職人不足が続いていて、施工の効率化が重要なテーマとなっている。無人化を進める取り組みが必要だ。(談)

現代建築解体新書

現代建築解体新書

定価:2,310円(税込)
日経アーキテクチュア 編
2013年6月24日発行

[日経BP書店]
[Amazon]