竹中工務店の原田哲夫氏らは、らせん状の吹き抜け空間を周囲に巡らせた高さ300mのビルを提案する。アイデアの核となったのは「スパイラルアウトリガー」だ。超高層ビルでは、曲げ変形を抑えるために最上階や中間階などにアウトリガーと呼ばれる強固な梁を設けることが多い。通常はコアからT字形に張り出す形にするが、ここでは片側にだけ設け、らせん状にずれていく形にした。水平力が効率良く地面に伝達され、鉄骨重量を20%低減できる。

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