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経営者とタッグを組もう

 これから建築技術者のみなさんには、経営戦略を施設に落とし込む作業に少しでも携わってほしい。もちろんノウハウは必要だ。例えば製薬会社の施設なら、研究施設のための共通基準GLP(優良試験所基準)に適合させるというように、各業界ごとの規定を踏まえないと仕事ができない。こうしたノウハウは、我々も仕事を獲得していく中で積み上げたものだ。各業界には施設計画や設備に関わるルールや基準がそれぞれあり、建物を提案するうえでは外せない前提条件となっている。

 これまでは発注者が求める条件の中で最良のものをつくる、という発想で仕事をしてきたのではないだろうか。それもそのはず、かつては川上の戦略に入り込む余地もなかった。建物をどうつくるかは経営戦略から離れた位置にあり、経営者の興味の一部でしかなかったからだ。しかし、CRE戦略はいまや、多くの企業にとって経営戦略の要を占める。既存の施設は変革の時期に来ており、経営者は変化に対応できる建築技術者をパートナーして求めている。