コンクリートの躯体中に配管などを通すスリーブ全約6000カ所のうち、約600カ所で本来あるべき位置に存在しないか、位置が違うといった不備がある。約200カ所で不適切なコア抜きを行ったため、一部で鉄筋が切断されている─。こうした工事の不具合が、竣工を目前にしていた分譲マンション「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」(東京都港区、以下パークハウス高樹町)で見つかり、販売中止が決まった〔写真1〕。引き渡しの予定は3月20日だった。発注者の三菱地所レジデンスは、全86戸中、既に契約が済んでいた83戸の契約者に合意解約を要請。現在、協議中だ。

〔写真1〕竣工直前の現場は検査中
「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」(東京都港区)の現場。2月7日時点では工事を中断し、検査中だった。敷地面積は約4100m2。建物の構造・規模は、RC造、地下1階・地上7階建て。設計・監理は三菱地所設計、施工は鹿島。当初は1月下旬の竣工を予定していた(写真:日経アーキテクチュア)
「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」(東京都港区)の現場。2月7日時点では工事を中断し、検査中だった。敷地面積は約4100m2。建物の構造・規模は、RC造、地下1階・地上7階建て。設計・監理は三菱地所設計、施工は鹿島。当初は1月下旬の竣工を予定していた(写真:日経アーキテクチュア)