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マネジメントで職域を開拓

 近年は、データセンターや研究施設など、さまざまな機器が建物と複雑に絡み合う施設が増えている。熱環境や省エネ、セキュリティー系の性能についても、発注者の要求水準は上がっている。

 形になっていない発注者の要望を引き出し、関係者と調整し、発注を整理していくには、前述の3つのスキルをフル活用していく必要がある。複雑なプロジェクトをハンドリングできるマネジャーの需要は、幅広い施設計画で高まっている。

 近年、建設会社や設計事務所、不動産会社などに、PM・CM部門を置く会社が増えている。設計業務の延長として手掛けてきた業務をPM業務として位置付けし直し、設計料とは別の形でフィーを獲得する方法を模索している会社もある。

 設計業務は図面という成果物が要求されるため一定の時間がかかり、工事費に準じた相場も決まっている。対してPM業務は比較的相場が確立されておらず、フィーの組み立てにも自由度がある。能力や工夫次第で、1人当たりの売り上げ効率を上げることも可能だ。だがそのためには、発注者の事業への貢献がより厳しく問われるということも、忘れてはならない。