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伊東豊雄氏が現国立競技場の改修案

 JSCの基本設計案の公表に先立つ5月12日、建築家の伊東豊雄氏が現国立競技場の改修案を発表した〔図8〕。国立競技場の建て替え計画に異議を表明したものだ。

〔図8〕一部を耐震補強
上は、メーンスタンドに3層の観客席を設けた改修案のイメージ。下は3層案の平面図(資料:伊東豊雄建築設計事務所)
上は、メーンスタンドに3層の観客席を設けた改修案のイメージ。下は3層案の平面図(資料:伊東豊雄建築設計事務所)

 改修案は、西側にある既存のメーンスタンドを撤去し、2層または3層の観客席を増築するというもの。収容人数は現在の5万4000人から8万人に増やす。さらに、増築する観客席の位置をグラウンド側から後退させるなどして、現在8レーンあるトラックを9レーンに変更。陸上競技の国際大会にも対応させる。 東側のバックスタンドは主に耐震補強で済ませ、既存の聖火台などを生かす。

 改修後も現競技場の規模をおおむね維持できるので、南側の敷地に国際大会などで必要となる1周400mのサブトラックを配置できるとした。サブトラックの計画地を通っている現道路は地下化する。