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 安全・安心型製品についても同様の質問をした。全体を通していえることは、耐震・耐震補強が前年から引き続いて高い関心を維持しているのに対し、免震・免震補強への関心が低くなっていること。コストの負担がネックになっているようだ。例えば、一級建築士が関心を持つ製品では、耐震・耐震補強は前年とほぼ同水準の92.3%だが、免震・免震補強は3.7ポイント減の78.7%だ〔図9〕。

〔図9〕一級建築士が関心を持つ安全・安心型製品
一級建築士に対して関心を持つ安全・安心型製品を尋ねたもの。耐震・耐震補強が92.3%で首位。3位までの製品は前年と同じ顔ぶれだ
一級建築士に対して関心を持つ安全・安心型製品を尋ねたもの。耐震・耐震補強が92.3%で首位。3位までの製品は前年と同じ顔ぶれだ

 建て主からの問い合わせを受けた製品でも、耐震・耐震補強が前年から0.3ポイント増の79.8%でトップ。免震・免震補強は44.9%で3.8ポイント減だ〔図10〕。一級建築士が採用を提案した製品もほぼ同じ傾向が読み取れる。耐震・耐震補強は2.5ポイント増の72.7%で首位だったが、免震・免震補強は2.8ポイント減の25.3%だった〔図11〕。ちなみにコストが導入のネックになった安全・安心型製品は免震・免震補強が最も高く、耐震・耐震補強と15ポイント以上の差があった〔図12〕。また、製品選びの主導者を部門別に調査した。部門の全平均を取ると、意匠設計者の主導権比率は57.6%で、前年に比べて1.0ポイント低下した〔図13〕。

〔図10〕建て主から問い合わせを受けた安全・安心型製品
一級建築士に対して建て主から問い合わせを受けたことがある安全・安心型製品を尋ねた。順位はすべて前年と同じだった
一級建築士に対して建て主から問い合わせを受けたことがある安全・安心型製品を尋ねた。順位はすべて前年と同じだった

〔図11〕一級建築士が採用を提案した安全・安心型製品
一級建築士に対して建て主へ採用を提案したことがある安全・安心型製品を尋ねた。乾式工法張り付け外壁材が前年5位から4位に上がった
一級建築士に対して建て主へ採用を提案したことがある安全・安心型製品を尋ねた。乾式工法張り付け外壁材が前年5位から4位に上がった

〔図12〕コストがネックで導入できない安全・安心型製品
コストがネックで導入できないと一級建築士が答えた安全・安心型製品の割合。前年に続いて免震・免震補強が最も多い
コストがネックで導入できないと一級建築士が答えた安全・安心型製品の割合。前年に続いて免震・免震補強が最も多い