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【調査】「市況悪化」の話題が上位を占める、2008年上半期のニュースアクセス数ベスト50

2008/07/22

 2008年上半期(1月~6月)に本誌がウェブサイトに掲載した約700本のニュース記事を対象に、アクセス数(読者が記事を呼び出した回数)を集計したところ、レイコフグループが民事再生手続きを申請した記事が1位となった。2位は、本誌が東京23区で完成する大規模オフィスビルの動向を調査した結果をまとめた記事だった。3位には、赤坂Bizタワーのオフィスフロアがほぼ満室で竣工したことを伝える記事が入った。

 アクセス数のランキング上位には、悪化する不動産投資市場を反映した話題がずらりと並んだ。1位となったレイコフの記事は3月21日に配信した。レイコフグループは6月に自己破産手続きへと移行しており、これを伝えた記事も15位に入っている。同社は2006年末ころから取り組み始めたホテルの取得や開発、売却が過剰投資となり、資金繰りが悪化した。民事再生法による再建をめざしたものの、スポンサー会社が決まらなかったため自己破産せざるを得なかった。

 このほか、グローバンスとスルガコーポレーションが民事再生手続きを申請した記事も、それぞれ7位と24位に入っている。スルガコーポレーションは6月24日、東京地方裁判所に民事再生手続きを申請し、受理された。負債総額は620億円だ。同社が立ち退き交渉を依頼してきた共同都心住宅(本社:千代田区)と光誉実業(本社:大阪市)の社長らが2008年3月に弁護士法違反で逮捕されたことをきっかけに、金融機関からの資金調達が困難になった。

 17位と20位にランクインしたのは、REIT(不動産投資信託)が上場を中止することを伝えた記事だ。投資口価格の低迷などを背景に、昨年からREITの上場中止が続いており、2008年に入っても1月にトーセイ・リート投資法人が上場を中止、その後、解散した。6月には大和ハウスリート投資法人も上場を中止している。豪州のLPT(日本のREITに相当)のルビコン・ジャパン・トラストが債務不履行の危機にあることを伝える記事も12位に入った。

 2008年には売買契約のキャンセルや入札の不成立が相次いでいる。都市再生機構は5月に2度にわたって南青山の土地を入札したものの、いずれも不成立に終わった。この記事は11位に入っている。

 一方で、大型売買に関する記事も上位にランクインした。最も読まれた記事は、六本木のヴェルファーレ跡地(5位)の取引だった。ヴェルファーレ跡地では、ドイツ銀行のファンドなどが店舗ビルを開発する予定だ。スルガコーポレーションによる紀尾井町TBRビル跡地の売却(9位)のほか、アトリウムによる六本木スクエアビル(13位)、森トラストとダヴィンチ・アドバイザーズによる虎ノ門パストラル(18位)、GEリアル・エステートによるQiz広尾(19位)などの大型不動産取得の記事にも読者の関心が集まった。

 開発動向に関する記事もよく読まれている。2位となった東京23区で完成する大規模オフィスビル調査のほかにも、大阪や東京・秋葉原エリアの開発動向といった本誌独自調査も上位に入っている。表参道地区で手付かずの開発用地が増加していることを伝えた記事は21位だった。

●2008年上半期のウェブアクセスランキング
(集計期間2008/1/1~2008/7/4)
順位 アクセス数 記事タイトル(発信月日)
1 18,336 レイコフグループが民事再生手続きを申請、負債総額426億円で上場廃止(3.21)
2 16,076 東京23区で122棟、延べ床665万m2の大規模オフィスビル計画が進行(5.19)
3 15,996 赤坂Bizタワーが竣工、賃貸オフィスフロアはほぼ満室(2.1)
4 14,361 大阪でオフィスビル開発相次ぐ、90万m2以上の賃貸床供給(4.18)
5 13,344 六本木のヴェルファーレ跡地に店舗開発、ドイツ銀行のファンドなど(1.11)
6 11,529 「急カーブの賃料上昇に一服感」、市場関係者が都心オフィス市況を予測(1.21)
7 11,467 グローバンスが民事再生手続きを申請、負債総額74億5000万円(5.26)
8 10,088 日本を拠点に中国で資産規模拡大、セキュアード・キャピタル(3.21)
9 9,511 紀尾井町TBRビルの跡地を売却、スルガコーポレーション(1.8)
10 9,129 秋葉原駅周辺でオフィス、ホテルの開発が活発に(3.25)
11 9,075 南青山3丁目の土地2500m2の入札が不成立に、都市再生機構(5.16)
12 9,028 豪REITのルビコンがデフォルトの危機、物件売却で負債償却へ(4.8)
13 9,004 ディスコビルとして名をはせた六本木スクエアビル、アトリウムが取得し解体へ(3.7)
14 8,847 厚みを増す海外資金(4.21)
15 8,336 レイコフ、破産手続きへ移行(6.11)
16 8,012 投資市場のプレーヤーへの影響(4.30)
17 7,954 大和ハウスリート投資法人が上場を中止(6.10)
18 7,883 虎ノ門パストラルを1月末に約2309億円で取得、森トラストとダヴィンチ(1.18)
197,855 地下鉄広尾駅近くの複合施設Qiz広尾を取得、GEリアル・エステート(2.8)
20 7,836 トーセイ・リート投資法人が上場を中止、解散へ(1.28)
21 7,768 表参道の裏手で手付かずの開発用地が急増(6.24)
22 7,735 セント・グランデが南青山の土地1000m2超を取得、日本たばこの入札で(1.25)
23 7,684 キリンプラザ大阪跡地を取得して商業ビル建設、丸紅(3.6)
24 7,360 スルガコーポレーションが手続きを申請、負債総額は620億円(6.24)
25 7,195 渋谷・道玄坂上の新築ビル、パシフィックマネジメントがリテックから取得(3.25)
26 7,139 南青山3丁目の土地約2500m2を入札へ、都市再生機構(1.17)
27 7,007 道玄坂2丁目に複合ビルを建設、ゴールドマン・サックス(2.5)
28 6,889 国内デベロッパーやファンドによる海外不動産投資が相次ぐ(5.26)
29 6,809 ランドコムの社債償還に遅れ(6.26)
30 6,733 大阪・梅田駅近くの商業施設、独デカがアーバンコーポレイションから取得(4.4)
31 6,720 ソニーのビル跡地2万5100m2に事務所や住宅を建設、積水ハウス(1.9)
32 6,562 銀座ウォールビルを取得、モルガン・スタンレーの特定目的会社(3.10)
33 6,442 梅田北ヤードの容積率を拡大、入札実施後に異例の決定(2.14)
34 6,371 恵比寿の個人宅が7カ月で5回売買に、オリックス不動産が取得(2.1)
35 6,347 森ビルが延べ床5000m2超のビルを取得、自社物件が集積する虎ノ門地区で(4.11)
36 6,345 南青山3丁目の入札が再び不成立に、都市再生機構(5.23)
37 6,344 紀尾井町ビルの7割超を取得、森ビルがモルガン・スタンレーの関連会社から(5.23)
38 6,298 千葉県船橋の大規模マンションを米社に売却、ゼファー(6.25)
39 6,205 渋谷・宇田川町で550億円規模のオフィス開発計画、レーサム(2.7)
40 6,180 シンガポールのキャピタランド、北新宿の再開発に320億円出資(2.29)
41 6,167 横浜エリアでオフィス建設続く、野村不動産が2万5000m2のビル計画(5.21)
42 6,158 南青山の土地2500m2を5月に入札、都市再生機構(4.3)
43 6,107 二子玉川駅前の再開発が本格始動、店舗や住宅など10物件を建設(4.21)
44 6,100 新宿スカイビルと第一火災西新宿ビルを取得、ヤマダ電機(3.21)
45 6,036 武蔵小杉の45階建てツインタワーマンション、ダヴィンチが1兆円ファンドに組み入れ(5.29)
46 5,981 新宿・原町と錦糸町の新築マンションを相次ぎ取得、ダヴィンチの1兆円ファンド(6.13)
47 5,859 表参道沿いの第21SYビルなどを取得、アーバンコーポレイション(2.19)
48 5,814 千代田区の新生銀行本店ビルを取得、モルガン・スタンレーグループの特定目的会社(3.13)
49 5,813 新宿アルタの隣接ビルを取得、ゴールドマン・サックスグループのSPC(3.11)
50 5,712 テナントへの説明義務違反認める、大阪・フェスティバルゲート(6.20)

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