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【調査】都心マンションの賃料回復傾向に陰り/住宅賃料調査2011年第2四半期

2011/08/24

東京都心6区におけるマンション募集賃料の推移
東京都心6区におけるマンション募集賃料の推移

 第2四半期(4月~6月)に入り、都心マンションの賃料回復基調に陰りが見え始めた。第1四半期(1月~3月)には東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、品川)で、1坪あたりの平均募集賃料が前四半期よりも0.6%~2.9%上昇したが、第2四半期は一転、6区すべてが下落に転じた。下げ幅は1%以内に収まっているものの、中央区、新宿区、渋谷区では募集戸数が増加しており、今後の市況には注意が必要だ。

 この調査は、ファンドやREIT(不動産投資信託)の投資需要が強い、2001年以降竣工のRC造・SRC造マンションを対象にしている。賃貸住宅に関する調査・分析やコンサルティングを手がけるリーシング・マネジメント・コンサルティング(LMC、本社:港区)が実施した。

 6区以外に目を転じると、文京区でコンパクトタイプ(おおむね60m2程度まで)の賃料上昇が目を引く。第2四半期の平均募集賃料は1坪あたり1万3365円。第1四半期に比べて約300円上昇した。平均成約賃料も1万3120円と、募集との乖離(かいり)は小さい。同区におけるコンパクトタイプ住戸の募集(供給)戸数は2010年第4四半期以降、42%も減少していることから、今後も同タイプの坪単価上昇が続く可能性があるとLMCは分析している。

 日経不動産マーケット情報ではLMCの協力を得て、東京(9区)、名古屋、大阪における賃貸マンションの募集・成約賃料水準や募集面積・戸数を四半期ごとに掲載している。詳しいデータはこちらで公開している。

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