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【開発】環境配慮と子育て支援の賃貸住宅「アンビエンテ経堂」、内覧前に申し込み率6割

2012/02/27

アンビエンテ経堂の中庭。エコキュートの冷排熱をここにためて夏場の気温を下げる。正面の建物の屋上には貸し出し区画18の菜園を設けた
アンビエンテ経堂の中庭。エコキュートの冷排熱をここにためて夏場の気温を下げる。正面の建物の屋上には貸し出し区画18の菜園を設けた

 保育園を併設した環境配慮型の賃貸マンションとして2月半ばに完成した「アンビエンテ経堂」の入居申し込みが、まずまずの出足を見せている。機能の高さを反映させた賃料設定だが、住戸数141に対する申し込み率が内覧開始前に6割を超えた。

 アンビエンテ経堂は、事業主の中央不動産が小田急線・千歳船橋駅徒歩8分、経堂駅徒歩11分の世田谷区経堂3丁目の住宅街に建設した。東急リバブルが仲介・管理を担当し、事業主とマスターリース契約を結んだリバブル・ピーエイが貸し主となっている。

 間取りは1LDK~4LDKで専有面積は43~96m2、賃料と管理費を合わせた金額は月額13.8万~33万円。60~70m2の広さで月額約20万円が平均像だ。

 国土交通省の住宅・建築物省CO2先導事業に採択されており、環境、防災、子育てをコンセプトに約40のセールスポイントを設けた。太陽光発電はもちろん、建物に囲まれた中庭の夏場の気温をエコキュートの冷排熱を用いて下げる技術や、各住戸の電気使用量を見える化するサービスを導入した。緑化率が高く、室内の通風にも配慮。さらに、屋上菜園やカーシェアリング、レンタサイクルといったサービスを提供する。

 約280m2の園庭付きの保育園は、生後2カ月の乳児から10歳児までを受け入れる。定員60人のうち24人を入居者優先枠とし、料金も割り引く。

 土地は中央不動産が所有しており、開発前は銀行の社宅用地として貸していた。土地代(簿価)を含めた事業費に対するNOI利回りは6%前後とみられる。

 環境配慮型の不動産開発をめぐっては、付加価値分の投資額が回収できるかどうかが関心事となっている。東急リバブルによると、同エリアのこの1年ほどの間の賃料落ち込み率は約7%だが、アンビエンテ経堂は落ち込みを考慮しない賃料とした。事業計画上は8月に満室になることを想定している。

名称:アンビエンテ経堂
所在地:世田谷区経堂3-19-14(住居表示)
最寄り駅:小田急線 千歳船橋駅徒歩8分、経堂駅徒歩11分
面積:土地4596.52m2、延べ床1万363.69m2
構造、階数(地上/地下):RC造、9/0
戸数:住居141戸、子育て支援施設1戸
間取り:1LDK~4LDK
専有面積:42.79~95.74m2
駐車場:38台(機械式)
竣工:2012年2月
総事業費:非公表

事業主:中央不動産
設計監修者:三菱地所設計
設計・施工者:清水建設
環境総合アドバイザー:リビタ、ARICA
貸し主:リバブル・ピーエイ
仲介・管理運営者:東急リバブル
子育て支援施設の運営者:タスク・フォース

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